NY市場
《NY株式市場》
17日のNY株式市場、NYダウはほぼ横ばい、NQとS&P500は4日続伸。
先週末17日の株式相場は上値の重い値動き。高金利が長引くとの警戒感が後退し、相場を下支えた。
NYダウは11月に入り、1,900ドル近く上昇したことで利益確定の売りも優勢な中、方向感に欠ける値動き。キャタピラーやシェブロンなど景気敏感株のほか、金融大手が買われた。
債券市場では、10年債利回りが一時、およそ2カ月ぶりに4.3%台をつける場面も。この日はFRB高官が追加利上げに対し慎重な姿勢を示したことでNQは午後にかけてプラス圏に浮上。
住宅着工件数
米国の10月の住宅着工件数は年換算で137万2,000戸と、9月から1.9%増加、増加は2カ月連続で、市場予想も上回った。
主力の一戸建て住宅が0.2%増えたほか、集合住宅は6.3%のプラスに。
また、先行指標とされる住宅着工許可件数は148万7,000戸と、こちらも市場予想を上回った。
米自動車業界労働争議決着
クライスラーを抱える自動車大手ステランティスとフォード・モーターの労働組合は17日、UAW全米自動車労働組合と2社が暫定合意した新たな労働協約を承認した。
労働協約の期間は2028年4月までで25%の賃上げなどが含まれている。
GMゼネラル・モーターズの労働組合もすでに同じ労働協約を承認していて、これにより、UAWと自動車大手の交渉は正式に終結した。
米年末商戦へ向けて
為替の見通し
際立つ円の弱さ
YCC据置きマイナス金利とインフレ率上昇で実質政策金利が低下
スイスフランとの違いから円安ストップには
①インフレ率以上の利上げ
②GDP13%分の為替介入(スイス)
③経常黒字のスイス、赤字の日本⇒景気拡大策
日銀が動くのは春闘の結果や展望リポートを確認しながら
⇒円安続く
日本株の見通し
東証要請で低PBR株が上昇
最近1か月は米長期金利低下で成長株が上昇
成長業種の中にも割安株が存在する
精密•小売•電気機器のPBR1倍未満銘柄
何故、評価されにくく出遅れる?
資本の有効活用が求められている
成長業種⇒投資回収•評価に時間がかかる
成長業種の割安株物色は成長ストーリーを吟味
きょうの予定
本日、バークシャーハザウェイが
『大量保有報告書』提出する可能性
バークシャーが円建て社債発行準備と伝わって「商社株」へ思惑を誘っている
実際買っていれば材料出尽くし、買ってなければ失望売りに
⇒但し商社株を買ってないなら他の株つまりは日本への株式投資を意味するので今後更に期待へ
モーサテサーベイ
《今週末の日経平均予想》
《今週末のドル円予想》
《モーサテ景気先行指数3ヵ月先》
上段 日本 15.2 (+4.1)
下段 米国 -21.2 (-0.4)
欧州 -24.2 (+3.6)
中国 - 4.5 (+10.8)