日本一ノーテンキな?がん研,手術・入院記-3
前回,デジタル系に弱い人には世知辛い世の中だと書きましたが,逆もあったりします。
それは,ネットにはとんでもない情報量があるからで,それも玉石混浴状態ですからねえ。
って,それを言うなら「玉石混淆」だろ!
どうしても下ネタ入れたいんかい!
特に最近の若い方は,ネットでもSNSで調べることが多いとか?
これはどうかと思いますが,それで損をするのは自分自身なんで,とやかく言うつもりはありません。
今回の私の場合は,がんに関する情報の多いことこの上なし。
まだ,一回も診察を受けていないのに,ネガティブなのばっか目につきます。
がんと聞くと,どうしても死を連想してしまいがちですが,私はあまり死に対しては恐怖心とかはありませんでした。
もともと先天性の心臓疾患で,子供の頃からそんなに長生きできないんだろうなあと思って生きてきたんで・・・。
激しい運動ドクターストップなのに武道や野球,ラグビーなんかもしてきたし,ノストラダムスの予言や陰謀論を追っかけていて,かなりデンジャラスなことも経験してきました。
なので,よくこの年齢までもったなあというのが,正直なとこなんです。
ただカミさんも闘病してるから,一人にはできないなと。
がんに限らず,闘病は一人でするものではなく,周りの誰かも一緒にするものだと思ってます。
だから,死にたくないというより,こりゃ死んでる場合じゃないなと?
私の場合は,喉,それも扁桃腺付近だったので,そのあたりのがんについてチェックしていると,声を失う可能性が高い?みたいな情報がけっこうありまして,これはヤバイか?
声を失ったらどうする?
で,最初に思い浮かんだのが,スマホを使って話そう。
今は音声読み上げアプリなんてのは,ゴロゴロあります。
最近だとTVドラマ『VIVANT』の中で,効果的に使われていました。
ただどうせなら自分の声がいいなと思い,そう思った瞬間AmazonでICレコーダをポチっとしてました。
ICレコーダに自分の声を細切れに録音して,それを入力した文字を自分の声で読み上げる形にすれば,とりあえずは他人の声や人工の声よりはマシそうでうす。
よく使うような言葉は,そのまま録音して使う感じで。
例えば,
「ママ,愛してる」
「ママ,大好きだよ」
とかです。
これでもしかしたら,少しは好感度アップする?
もちろん,
「ママ,エッチしよう!」
も録音しました。
それは外せないんかい!
これを将来的には発展させて,スマホのインカメで撮影しながら,口の動きから声を判断して使えるようにすれば,文字入力するより良さそうです。
AIでアシストすれば,案外早くいけるのではないか?
このあたりを,子供たちに話したら,長男がすでに海外の財団で似たようなことをやってると調べて送ってきてくれました。
自分だけで使うなら問題ないですが,一般にも広めようとすると,もう特許でがんじがらめになってる可能性高そうですねえ。
診察前にカミさんには,手術が可能なら,たとえ声を失っても手術を選ぶと話してあり,カミさんも命優先でいこうということで一致していました。
結果として声は失わなかったから,ここから先には進んでません。
これも死に対する恐怖はなくとも,がんに対する恐怖から,こんなことを考えてしまうんでしょう。
ICレコーダは,メルカリに出そうか迷ってるとこです。
って,オイオイ!
次回は初診までの長い道のりについて。