スケバンお京さん「鮮血のホワイトデー5 ―今度こそ花命死す?―」 | 道誉!DOHYO!

スケバンお京さん「鮮血のホワイトデー5 ―今度こそ花命死す?―」

毎年新年になると,今年は前年より下ネタのパワーアップを誓うのですが,

年齢的にも自信がなくなってきました。


今年は上積みダメかもしれません。


普通は逆に減らすんだよ!


んなワケで,本題イキます。


この日のカナちゃんの服装は,

 

Aラインが際立つベージュの裏地ボアのモッズコートにGパン,

 

そして赤ベースのチェックのフランネルシャツ。


手には一眼レフカメラ(Canon AE-1+FD 135mm 望遠レンズ,

 

太目の赤チェックのストラップ),

 

たすき掛けにしたレッドブラウンの小さ目のカメラバッグ。


それと黒いセルフレームのメガネ。


髪は黒く長く,胸はペッタンコ,そしていつ見ても暗そう。


でも,こういう女性がベッドの上で・・・。


って,それしか考えることないんかい!


体全体から醸し出すお嬢様感と清楚さは,

 

まさにお京さんの対極の存在。


この組み合わせで3Pやったら・・・。


だから,それ以外ないんかい!


この脳内メーカーいらずの変態華道家が!


それにお前のペンシルサイズとスタミナで,

 

2人も満足させられるんか!


「カナさん,あいつらは知り合い?」


「全く知らない・・・」


だろうなあ。


それでも,順番に聞くしかありません。


「何で,追いかけられてるの?」


「分からない・・・」


だよね。


そう,答えると思ってた。


つまり,全く知らない相手から,

 

突然追いかけられて逃げていたのは間違いない。


となると,何か原因があるはず。


「追いかけられる前は,何してたのかな?」


「路地裏で撮影してました」


「おそらく,それだな」


ここで,お京さんも,


「あ,それ,ヤバいとこ撮ったちゃったんじゃね?」


同感です。


「もしくは,撮られたと勘違いした」


別に,じっちゃんの名を借りるまでもなく,

 

レイトン教授も必要なしに,誰が考えても,そう考えるのが普通です。


今ならデジタルカメラが一般的で,その場で確認できます。


でもこの頃は,んなもん存在さえしてません。


一眼レフといえば35mmフィルム。


現像しなきゃ,何が写ってしまったかは分かりません。


ひとまず,フィルムを巻き戻して取り出し,私預かりに。


ここで,ようやくカナちゃんが,お京さんの方を見て,


「あの・・・」


「あ,あたい?京子」


「何,京子さん?」


「大島」


って,仮名とはいえ,ここでその名前使うのかよ!


だって,使いたかったんだもん!


「京子でいいから」


「花命君の彼女なんですか?」


「別にそんなんじゃねーよ。ダチ。

 

キスぐらいはしてるけどな。そういえば,

 

裸で襲ったこともあるぞ。こいつ,毛がないの好きみたいだし」


え?


確かに毛がないのも嫌いじゃないし,興奮したけど・・・。


それについてお京さんにコメントした記憶ないなあ。


襲われたけど,何もなかったし・・・。


「キスなら,私だってしました。それも初めての・・・」


あれ?


初めてだったんだ?


マジかあ?


人は見かけによらす,積極的だと思ってたんですが。


にしても普段と違って,何か,すんごく口調が強いんですけど?


「それと,胸だって生で揉まれました!」


「あたいだって,胸なんて,いつも揉まれてるよ」


いや,お京さんの場合は,揉んでるというより,

 

出会いがしら掴んでるだけだし。


カナちゃんの時も,誘導したのカナちゃんだったじゃん?


さすが,女子大生と思い,脱がそうとしたら拒否られたし・・・。


これじゃ,私,ヤリたいだけの歩く生殖器野郎みたいです。


まんまだろ!


どう否定すんだよ!


「今日は,ホワイトデーのデートだし」


お京さん,勝ち誇ったようにデカい声で言った上に立ち上がってました。


カナちゃん,あんなに目力強かったかなあ?


眼から,なんかビュンビュン飛んできて,

 

私にガンガン突き刺さってます。


ここでも,バトル始まっちゃった?


この状況,張り合ってる場合じゃないんだけどなあ。


って,お前が原因だろ!


で,お京さんが立ったのがいけなかったのか?


声がデカ過ぎたのか?


単なる偶然なのか?


「あ!」


お京さんの声で視線をズラすと,

 

その先には例の2人組がこちらを見てるじゃあーりませんか?


次回に続きます。