一関の「ロイス」さんを後にして伝説の「ベイシー」さんへ

「ロイス」さんから10分とかからないので、ハシゴするとよりお得感あります
「ロイス」の御主人も、ぜひ寄っていく様に勧めてくれました

通りの反対側に市営駐車場があります
17時前後に入店 入ると、なかなかの音量です
照明の暗さがJAZZ喫茶らしいですが
広さは普通のライブハウス以上
薄暗い店内の奥に見た事の無い巨大なJBLスピーカーが
異様な存在感を放ちます。

先客は常連さんがテーブル席に4~5人、他に一人のお客

どこに座ろうか、キョロキョロしていると
マスターが入口近くの一番、スピーカーから
離れた(でも正面で向き合える)席を案内してくれました。

隣の一人客の煙草の煙が全てこちらに流れる空調位置・・
分煙の気遣いはさすがに無い様です。
(元々、私もヘビースモーカーだったのでなのでどうでも良いですが煙草を吸わない人はご注意)

でも入り口に近いその席は店内の柱に掛けられた
演奏中のアルバムを確認するのに丁度良い席でした

席に座って改めてスピーカーと向き合うと、これは確かに凄い
「ちょっとやりすぎじゃない」って思う位、臨場感、立体感があります。
各楽器と演奏者が「俺はここにいるぜ!」と言わんばかりに

『これは都内じゃ聞けないな、「ロイス」さんでも話したけど軽自動車で7時間飛ばしてきた
 甲斐があったわ・・東北のJAZZ喫茶って素晴らしいエンターテイメントだ・・』

メニューらしきものが見当たらず、マスターが通り過ぎる時に
ブレンドを注文 出てきたコーヒーにはチョコとクッキーが4~5枚が付きます
場所がらと音響のサービスを考えれば
これで1000円なら妥当でしょうか
 
店内の写真と取る許可を得ると
マ「フラッシュはダメだよ」
亀「はい もちろんです」
割と明るいF値2のレンズのコンデジでも後で補正しないと
判りづらい位、暗かったです。

ノリのいい恰好良い曲がかかり、いいテンポでアルバムが
替わります。
Lee Morganを始め
Zoot Simsの[Down Home]
Dave Pike Quartetの[Pike's Paek]
Great Kai & J.J.‥

気持ち良く聞いていましたが19時前に他のお客さんが全て帰ると
突然スピーカーの前の照明が消えてマスターが
ストーブを消し始め・・
慌てて鞄と上着を抱え1000円払って退散・・
初めてお邪魔したJAZZ喫茶さんでは
帰り際に「良い音ですね」とか一言言う事が多いのですが、そのゆとりも無く・・

『うーん 閉店なら先にそう言って欲しい・・19時閉店ってどこかに書いてあったかな・・
 夜はこれからが本番でしょう(涙)・・
 しかしこれだけ凄いスポットなのに平日(木曜)の夜は、はやらないのかな・・
 マスターお一人ではお店も大変だよな・・』
 等と思いめぐらしながら店を後に

翌日 気仙沼の「ヴァンガード」さんへ朝から入るべく
近場の日帰り温泉に寄った後、道の駅大谷海岸まで移動し車中泊

なんだかんだでも、やっぱり「ベイシー」さんの音は凄かった
良い音を聞かせて貰いました