面談担当の先生は次男くんがこのまま、今の住所で進学したとしたら来年度から通う小学校を割り当てられた臨床心理士の先生でした。
「お母さんお話し聞かせてもらえますか」
ということを最初に言われ、ほとんど病院の保健師さんに話をした話を話しました。
それを年表みたいな表に書き込んで、次男くんの5年間の成長記録みたいなものを作成しました。
母子手帳や次男くんの病気手帳などを確認しながら正確に書いたその表はかめたんが欲しいくらいの出来でした。それを書き終わった面談担当の先生が最初に発したのは
「お母さん!まずは相談に来てくれてありがとう!本当ここに繋がって良かったです。そして次男くんの命を大切に必死に守ってきたんだね。本当良く頑張ったよ」
書いた年表見ながら、しみじみ言われました。
それを聞いた時に、かめたんは泣きそうになりました。そうなんです。次男くんは今の医療が無ければとっくに命を失っていてもおかしくない、重度な食物アレルギーを持ち、更に先天的に脊髄に異常を持って生まれてしまったからか、産まれてから頻繁に病院に通っている次男くんを見ていたら、それを一番感じていたからです。
命を守る為に頑張ったんだねと言われ、大袈裟ではないそんな5年間でした。
それからこちらのA市ではなく、C市に引っ越しを考えている事、病気だけでなく、発達にも少し気になる事がある事を伝えました。
それから次男くんの普段の話をしていたら、
「お母さん、あのね特別支援級を考えているんだったら、本来就学前にやる発達検査があるんだけど、一度受けてみない?」
と言われました。
そういえば、一度脳外科の先生からも
「市とか専門の病院とかでやってる発達検査を受けてみてはいかがでしょう?」
と言われた事があったので、ちょうど良いなと思い、受けてみる事にしました。
こちらの部屋で検査しますということで場所を変えました。一度検査前に次男くんを見たいという話と小学校の支援級や普通級についての話を簡単にして第1回目の面談が終わりました。