【杉村富生の短期相場観測】
“春の嵐”は収束、円高はピークアウト!

株探ニュース - 4/29 09:15

●外国人は「最悪シナリオ」をハヤし売り込む!

2月以降の世界的な「春の嵐」はようやく収束、株式市場は出直りの動きを鮮明にしている。「為替」は3月26日の「1ドル=104円56銭」が円高のピークになったと思う。「日経平均株価」は3月26日の「2万0347円」が目先のボトムだろう。この水準の「PERは11.9倍」である。

5~7月の夏相場では「為替は110円」絡みの円安水準があろう。「日経平均」は1月23日の「高値2万4129円を奪回」する、と考えている。


現在、日経平均の1株利益は「1712円」だ。ちなみに、世界平均のPERは「15.0倍」である。仮に、1712円をPER15.0倍に買うと「2万5680円」の目標値が設定できる。

「外国人」は昨年11月~今年3月に、現物を3.4兆円、先物を6.3兆円、「計9.7兆円売り越し」た。彼らが「売りっぱなし」ということはあり得ない。実際、4月以降は買い越しに転じている。

夏場に政治は落ち着きを取り戻すだろう。

トランプ大統領の「発言・行動」はすべて計算づくの「取引」ということがわかってきた。マーケットはこれに徐々に慣れ、振り回される度合いは小さくなろう。

年初以来、日本の株式市場は「安倍政権の崩壊」「日銀の金融政策転換」「アベノミクスの終焉」「2018年度の減益説」――など「最悪シナリオ」をハヤし、売り叩いた。夏相場ではこの「反動」があろう。


●好業績、好需給銘柄にマトを絞る!

円高については
国内機関投資家の「脱米国債」の動きに加え、
輸出企業のレパトリ(3月期決算に備え資金環流)、
トランプ政権の通商政策(貿易黒字を批判)
が背景にあった。

しかし、最大の要因(需給面)は海外中央銀行の「ドル離れ→円シフト」にあったのではないか。

すなわち、「世界の外貨準備」の「通貨別シェア」は
昨年9月末がドル63.50%、円4.52%だったが、
12月末はドル62.70%、円4.89%となっている。

おそらく、この傾向は1~3月も継続しているだろう。この買い増し分を金額に直すと、3ヵ月間に「552億ドル」だ。「約6兆円」になる。

なにしろ、中央銀行の出動だ。インパクトは大きい。

ただ、中央銀行がこれ以上、円を買い進むには「“割安”だけでは説明できない」と考えているだろう。まあ、円(日本)はそんなに立派ではない。早晩、彼らは冷静になるはずだ。そして、円安に振れる。


一方、物色面では引き続いて
「好業績、かつ好需給の銘柄」
にマトを絞りたい。

すなわち、
スマートバリュー <9417> [JQ]、

Jストリーム <4308> [東証M]、

青山財産ネットワークス <8929> [東証2]、

OSJBHD <5912> 、

アドバンスト・メディア <3773> [東証M]、

ソルクシーズ <4284> 、

エスイー <3423> [JQ]

などだ。
サンコー <6964> [東証2]、

エコス <7520>

はPER8~9倍と出遅れている。


2018年4月24日 記

株探ニュース(minkabu PRESS)

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