初めてカメラに収めることができました!

 

 

川沿いの土手道を軽トラで走っている時のこと、

イタチが2匹、草むらから飛び出てきました。

私は車を止めて、スマホを取り出そうと大慌て。

イタチくんたちもパニック状態、

1匹はすぐに川の方へ駆け下りて行きましたが、

もう1匹は、その場でくるくる回った後に、車の方へ突進してきたのです。

その瞬間を映したのが上の写真。

これまでもイタチはちょくちょく見かけていたのですが、警戒心が強くすばしっこいので、写すことができませんでした。

以上、4月29日の出来事でした。

 

さて、今日の本題は「今年の作付け計画」ですが、その前にうちの田んぼの来歴を少しばかり。

 

16年前に、誰も作らなくなった1反の田んぼを親父から受け継いで、米作りを始めました。

(1反は10a、50mプールくらいの広さです。)

横田不二子さんの『手植え稲つくり』(農文協)を先生にして、中古の耕うん機一つでスタートしました。

 

当時の写真から

田植えは、いろんな人に手伝ってもらいました。

 

 

手刈りした稲束は、ハザにかけて天日干し。

ハザ木の杉と竹は、知り合いの山から伐り出しました。

脱穀と選別は、ネットオークションで入手した足踏み脱穀機と唐箕でやりました。

農薬は使わず、ヌカ・オカラ・腐葉土やくん炭・竹炭で土作りを重ねてきました。

綱渡りの連続でしたが、仕事の合間をぬって何とか続けてこれました。

 

6、7年前からは少しずつ田んぼを増やし始め、また中古の農機具を譲ってもらったり、購入してきました。

そんなこんなで、今年は1町(1ha)になりました。

 

「令和6年度 作付け計画」

 

1.ひとめぼれ:35a

2.ミルキープリンセス:19a

3.ふくむすめ(新規):5a

4.ゆめまつり(新規):43a

 

1~3の計59aは、有機栽培・ハザ掛け米で直販します。

4は、減農薬栽培(種子消毒のみ)で農協に納めます。

 

「ふくむすめ」は、ミルキープリンセスと同じ低アミロース米ですが、粒がひと回り大きい品種。

福井県立大学の三浦先生が開発した評判のお米です。

三浦先生に直接電話して、種籾を譲ってもらいました。

どんなお米になるか、わくわくしています。

 

「ゆめまつり」は、群馬県の奨励品種で病害虫に強く、作りやすいというお米。

耕作放棄地を復田して年数の浅い田んぼなどに植えて、増収を狙います。

いわゆる晩生(おくて)で、穂が出るのも、熟するのも「ひとめぼれ」よりもだいぶ遅くなります。

出穂が8月下旬になるので、高温障害を受けにくくなるはずです。

ちなみに、昨年度、私の地域では異常高温で白濁米が多くなり、一等米がほとんどなかったとのことでした。

うちの田んぼではカメムシによる斑点米も、かつてなく多かったです。

それから、収穫の時期も2週間ほどずれるので、稲刈りから乾燥・脱穀にかけての忙しさを分散させることができそうです。

 

さてさて、どんな1年になるやら。

地に足をつけ五感を研ぎ澄ませて、日々、田んぼに向き合っていきたいと思います。

いろんな生きものと一緒にね。