冬が終わり、生きものが活発にうごめき始めました。

私も4か月ぶりにブログを再開しようと思います。

 

この冬は、炭焼きに明け暮れる日々でありました。

竹を伐り、竹炭を焼き、

もみ殻くん炭を焼き、もみ酢液を採る。

 

 

竹炭2,300L くん炭6,100L もみ酢液6L

我ながら、よく飽きもせず焼いたものです。

 

4月7日(日)晴れ・桜は満開

 

春の田起こしに向けて、竹炭をまきました。

長年有機栽培を続けてきた1.5反の田んぼに全量まきました。

米袋にして46体。

カリウムの補給と微生物の住みかになることを願っての投入です。

 

田んぼの一角には、草花が広がり始めています

スズメノテッポウ(雀の鉄砲)と

オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)

 

タネツケバナ(種漬花)

よく見ると、株もとでテントウムシが日向ぼっこをしていました。

 

 

竹炭をまいていたら、今日も雉クンのお出ましです。

 

このところ毎日のように姿を見せてくれます。

写真の奥に見える葦原(耕作放棄地)から線路を越えてやってきて、

エサをついばみながらうちの田んぼを通り過ぎ、

桑・胡桃林(耕作放棄地)を抜けて隣の田んぼへ向かう。

これがお決まりのルートです。

時々、見通しの良い場所で立ち止まり、

「キューンキュー、ブルルッ」と雄々しい鳴き声をあげ、羽音を響かせます。

 

ところで、昨年の今頃、うちの田んぼをテリトリーとしていた雉くんが悲劇に襲われました。

これがその時の写真です。

 

 

うちの田んぼから50m、

何者かに下半身を食いちぎられた感じでした。

いったい犯人は何者か?

「すぐに思い浮かぶ狐はこの辺で見かけたことがないし、よく見かけるイタチの手には余る。」

と思案していました。

 

ところが、いたのです!

 

 

3月も終わりのとある夕方、

車で田んぼ近くの生活道路を走っていると、

なんと、キツネくんが目の前をのんきな感じ横切っていくではありませんか!

黒耳のキツネくんはこちらを気にする風でもなく、田んぼをトントンと歩き去り、線路脇の茂みに消えていきました。

そう、確かに狐がいたのです。

この地に住み始めて20有余年、初めての遭遇でした。

 

昨年来の謎は、これで解けました。

雉と狐

私にとっては、どちらも大切な田んぼの友だちです。

なんとか仲良くやってくれないかなぁ。