運命2
「あっ!久し振り りんごちゃんだぁ~」
「久し振り」
「元気にしてた?」
(元気だから ここまで来たんじゃない。早く帰りたい。)
「うん。」
「ここに座りなよ。」と、促され座る。
結局 お酒が飲めない私には厳しい席だった。
みんなが盛り上がっている。
帰るタイミングを失うと 最終の新幹線がなくなる。
「そろそろ 帰る。」
「え~~りんごちゃん 1泊していけばいいのに」
「ごめんね。初めての土地だし」
「土地って、本当に田舎の空気のまんまだぁ」
まるで小馬鹿にされた気分になった。
タクシーを手配してもらい 駅へ。
「間に合った~」
目の前に列車が止まっていて あとは乗車するだけ、
ふと 左側をみると 男の人が 茫然と立っていた。
(どうしたんだろう?きっと、遠距離恋愛なんだろうなぁ。)
彼は急に くるっと私の方へ 顔を向けた
彼の頬に涙が スゥッと、落ちていく、
男性の涙を見るのは初めてだった。
目が離せなかった。
なぜだろう、きれいな顔立ちで その涙も綺麗に見えてしまうほどだった。
私の方を向き彼は歩きだした。
目をそむける事もできず 私の横を通り過ぎて行った。
フワッと、甘い香りが残った。
もう2度と逢えないかもしれないと思った瞬間、
通り過ぎた彼を見ようと
私は、振り返った。それが恋に落ちた瞬間だった。
運命
何年ぶりかの同窓会。
みんな 、就職で東京に行ったり
結婚して 地方に移り住んでる人もいたり・・・
唯一 私だけ?ってぐらい独り身を決め込んでいる。
恋愛なんて面倒だもん。
そう、同窓会の帰りの
駅で見たあの彼を こんなに愛しいと
思うなんて思いもよらなかった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「もう~いくつのつもりでいるのよぉ~」
「なによ、人を年寄りみたいに言わないで。」
「だって、何年彼氏いないの?みんな結婚してて さとみだけだよ。」
「ん・・・私の理想が高いのかもね。」
毎回 友達に同じようなことを言われて、うんざり。
結婚だけが人生じゃないし
今のままでも十分なのに、何がいけないの?
私 日暮聖美。
年齢 今期の遅れた27歳。
ね、まだ 若いでしょ。
って、思うのは私ばかりらしい。
同窓会に集まったのは 初体験の東京。
それも、東京で待ち合わせと、言うのも初体験だし
人の多さにも驚いたり 若い人たちのファッションに驚いたり
私には未知な場所に見えた。
知世と、待ち合わせの場所へ、。
「日本の中心ってだけあって すごいでしょ。」
「人が多すぎるよ」
「そんな事で 驚いててどうするのよ。朝の通勤ラッシュなんか戦争よ。」
「テレビで見た事あるけど あんなの経験したことない。むしろ経験したくない。」
(なんだか いやだなぁ~家に帰りたい 人酔いしそう)
ぐるり見渡しても ビル・ビル・ビル・人・人・人
いそいそと歩く人たちばかり 周りには全く興味がないぐらい
一心不乱で歩いてる感じがする。
私の町は本当に田舎で 山・山・山の中にある
はじめての山越えって緊張した。そんな事 知世には全く関係もないし
知世が 田舎を出る時の あの涙が 今では嘘のようでもある。
「あった、あった」
店の中から すでに子供の声もする。
連れてきた人もいるんだぁ。
「聖美、連れてきたよ。」
一斉に注目の的である。
すぐに顔が赤面する癖があり 別名「りんごちゃん」と、
呼ばれていた。案の定
はじめまして。かめ吉です
かめ吉 初心者小説を書かせていただきまふ?
第一話は2月15日予定です。
第一話の為の読者登録も可能です?
アメンバーの申請も可能ですが
出会い系のジャンプページ掲載の方はお断りしております。
