2018-4-3(火)未明に、
吉野山の中千本・上千本近くの”如意輪寺”の駐車場に入れ、
日の出前の薄明の時刻に、上千本~奥千本へ
桜の絶景を尋ねて登った
もう一段上の駐車場を考えたが、午前9時以降の交通規制を考え、
歩くことにした。
14時前に、如意輪寺駐車場に戻り、
3/31に慌てて電話予約していた”日本旅館・吉野荘 湯川屋”に電話連絡を入れ、
<電話予約の時から、何かあったら「電話して、専務の山本」へと>
早速迂回路を、吉野神宮駅~吉野山観光駐車場へ向かった。
ハイシ-ズンには、吉野の中心部には車を乗り入れることが出来ず、
吉野山観光駐車場へは、シャトルバスを使わなければならない。
※ 旅館に泊まると、旅館枠の駐車場を確保してくれている
案の定、吉野神宮駅側の規制線で警備員から迂回するように言われてしまった。
旅館名を言うと、確認してやっと駐車場への進入を許可してくれた
天気は、快晴&
駐車場から、旅館までやく20分の登り・・・・
宿泊の荷物と明日の観光用の荷物、
そして、一眼レフカメラ2台&三脚一式である
駐車場の傍に、
品の良い、Cafeを見付けた
曰く、吉野山の吉野葛の元祖「八十吉」の喫茶だと
有名なお店らしいです
、”葛きり”でも食べませんか?
14:30 「そうね、お昼の柿の葉寿司を食べてから、お茶していないわね」

桜が満開の”下千本”・”中千本”を見下せる席です
は、『勿論、葛きりですね』
それじゃぁ、は、か~るく、グラス
で良いですよね

吉野山里のど真ん中に本店&工場があるようです
(勿論、お店に入った段階では、”亀楽”には何の知識も無し)
ただ
、ただ、「座って、ゆっくり、冷たい飲み物を」

「葛きり」のセットです

因みに、”亀楽”は

グラスビアーですね

グラスのカット模様と窓越しの満開の桜を眺めて・・・・

たまに、鎌倉や都心で食したことを思い出して
小さな陶器製の器に・・・・
かなり太く切られた、たっぷりの『葛きり』が
『ところで、葛って、なんで出来ているの(原料は)
』
*******************
この後は、帰宅後の”亀楽”のお勉強です
【吉野葛】
吉野葛は、
吉野大峰山において修行する山伏たちが、自給自足の糧として葛の根を掘りその葛根を精製した澱粉(葛粉)を、諸国から来た修験者や参拝者らによって各地に持ち帰られたのが吉野葛の始まりと言われ吉野葛が葛粉の代名詞となった所以でもあります。
八十吉では当社工場で現代も、凍てつく冬の寒さの中で山中から掘り起こした葛根を砕き清水をはった桶で攪拌(かくはん)して褐色の葛が真っ白になるまで何度も洗い直します。
八十吉では当社工場で現代も、凍てつく冬の寒さの中で山中から掘り起こした葛根を砕き清水をはった桶で攪拌(かくはん)して褐色の葛が真っ白になるまで何度も洗い直します。

帰り際に、旅館湯川屋で購入した”吉野葛粉”
<食事中の女将とのお話で、旅館で買わざる得なくなって
>
ところで、葛とは、
マメ科のツル性植物で、その花の美しさから古来より多くの人々に愛され、紀貫之など多くの文人・俳歌人に歌われてまいりました。花・茎・根の全てが利用できる大変有益な植物です。
花は高尚優雅を誇り、秋の七草にも数えられ、お茶花としても親しまれています。そして葛の根から取れる澱粉が本葛粉です。
花は高尚優雅を誇り、秋の七草にも数えられ、お茶花としても親しまれています。そして葛の根から取れる澱粉が本葛粉です。
”葛の元祖” 八十吉
(やそきち)
嘉永四年(1851年:江戸末期)吉野山で創業?
冷たいビールを一杯飲んで、一休み後、
吉野の尾根道を~
吉野へ来る前の土曜日朝、宿を探すためにネットと電話でやり取りをした
ホテル・旅館等を見ながら、・・・・
~
ケ-ブル山上駅を超えて直ぐ、
神々の宿る山にて
金峯山寺蔵王堂の門前宿
『吉野荘 湯川屋』へ
吉野山”金峯山寺”参道沿い
道から見ると、比較的に間口も広い、平屋建ての家構え

「まあ、この旅館しか予約出来なかったので・・・・
」
<「文句を言わず」、ですよ~>
チェックインをすると、
「今の季節、金峯山寺は、”○○○”の特別御開帳中です。
宿泊客は滞在中何回でも、お詣りできます。割引拝観券を用意しております。」
「如何ですか?」
「朝のお勤め、昼の見学、夕のお勤めがあります。何回でも入場可能です」
「今の時間ならば、これから行かれますよ。”夕座勤行”に。行かれますか?」
結局、まだお風呂が空いているようなので・・・・
入室し、荷物を片付けて~
階下の大風呂へ
なんと、吉野参道の尾根道沿いの、崖際に旅館が建っており・・・
5階建てなんです。
その最上階が、道路際の1階フロントとお部屋。
客室の窓からは、東側一面に、
満開
の山桜群
神々の宿る山
金峯山寺蔵王堂の門前宿
『吉野荘 湯川屋』
~ あたたかみのある 宿 ~
由緒ある昔風の”日本旅館”でした。
夕朝食とも、指定時間での”部屋食”です
お品書きによると、
(勿論、その都度、説明戴いたのですが・・・
)
全13品

吉野の地産の精進料理をベ-スに
具体的には、
「豆腐・胡麻豆腐」
「蕗・柿・麩」
「生湯葉、山ふぐ」
”やまふぐ”って、・・・
河豚刺しの見た目・歯ごたえに似ているとのコンニャク
そして、
ジビエ料理で『鹿のたたき』

すみません、写メ撮る前に、食べてしまいました
以前、山小屋でシカ肉の燻製や
ドイツや北海道で、鹿肉のステーキを食べましたが、
これは、”たたき(冷凍生肉)”なんですよ
柔らかくて、臭くなくて・・・・実に、美味しいです
そして、”吉野川の天然鮎”の葛味噌焼き

味噌に葛を混ぜているので、良く鮎の身肉に絡みます

この”油物”も、食べ始めてしまったのですが、・・・・
なんと、柿の実の天麩羅
そして、最後の方に、
奥千本の西行庵の西行法師の謂れを継いで、
『西行鍋』(この吉野荘 湯川屋さんの”登録商標”)
山野菜・野草、雉肉、鶏肉の鍋料理で、吉野葛をベ-ス
そして、晩酌には・・・・
ここ奈良の日本神話に出てくる
”3本脚のカラス:八咫烏(やたがらす)”


<サッカーJapanのエンブレム>

※ 以上の3点のデザインは、
「熊野本宮大社」のホ-ムペ-ジよりお借りしました
旅館の女将にアドバイスを受けて、
この冷酒”やたがらす”を御馳走になりました
奈良の醸造所:㈱北岡本店
明日は、見付けて是非、お土産に
下千本で桜のライトアップなんですが、
身体が動きません~
明日も、
総本山・金峯山寺蔵王堂で
<蔵王山の名前は、ここから持って行ったそうですよ
>
6:30からの『朝座勤行』ですよね