台東区の神林音楽教室、

主宰・声楽講師の藤永和望です乙女のトキメキ



レッスンしていて

一番教えるのに悩むのが

息のコントロールについて魂が抜ける


歌うためには息を吸って、

まず肺の中に息をためますよね。


その肺の中の息を使って

声を出すわけですが、

そのコントロールが難しいわけです指差し


よーし、しっかりした大きい声を出すぞー!

と、たくさん息を吐いて歌うと、

よほど強い声帯まわりの筋肉と

よほどすごい肺活量をもっていない限り、

艶のないバサバサした声になりますネガティブ

そして、喉は疲れる。


なぜなら、声を出すためには

声帯を適度に閉じて

振動させる必要があるけれど、

過度な空気が通ろうとすると

閉じるのに余分な力が要るし、

力が足りなくて閉じきれない場合は

息漏れの声になるから。


でも、世の中には力持ちな人がいるように

声帯を閉じるための筋肉が

元々非常に強い人も💪


力持ちなのは素晴らしいことですが、

必要以上の力を使い続けると

やはり負担がかかってくることに。


若い時にはできていたことが

40代になる頃から

声が揺れたり音程が不安定になったり、

長く歌うと疲労感が残ったりする場合は

息のコントロールが

うまくいっていないことを疑うべきです。


じゃあ、支えってなんなんですか?

と、疑問に思われる方は

結構いらっしゃるかと思います。


肺に入れた空気を

下っ腹に力を入れて出していくことが

支えってもんなんじゃないですか?と。


誤解を恐れずに言ってしまうと、

下っ腹を引く力は

息を積極的に吐くために

使っているのではないと

私は理解しています。


歌う時に息を吐く、使う量は

ほんの少しで、

しゃべっている時と変わりません。


だからといって、

よーし息を漏らさなければいいのねー!

と、息を少なくすることだけを

頑張ったとしても

それはただの小さい声になりがちです。


声を響かせるためには

やはり空気は必要なのです。

でも、それは積極的に吐く空気ではなく、

体内に溜められた空気が重要で、

下っ腹を引くのは、

肺の中にある空気に圧をかけるため、

歌うためにはかなりの空気圧が必要、

それが支えだと思っています。


持ち声が良いといわれる人には

声帯自体がしなやかに動かせたり、

素晴らしい筋力をお持ちだったりする方は

たくさんいらっしゃいますが、

この息のコントロールが

うまくできている人はとても少ない印象です。


この息のコントロール=支えが

元々自然にできる人は

ほとんどいないんじゃないでしょうか。

発声のテクニックで

身につけるのが最も難しいものの一つだと

私は思っていますアセアセ

私にとっても非常に難しいですネガティブ


息を吐きすぎないための練習として、

かなり役に立ちそうな動画を

Gianluca Terranovaさんが

YouTubeに上げてくださっていました指差し

ご参考になさってみてくださいキラキラ







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