台東区の神林音楽教室、
主宰・声楽講師の藤永和望です
9月末には
私の故郷の佐世保で
恩師の追悼演奏会に出演いたします
恩師の樋渡美智子先生には
4歳からピアノを教えていただき、
高校生になってからは
声楽を教えていただきました
美智子先生のおかげで
今の私があるわけです
残念ながら15年前に
お若くして亡くなられたので、
その追悼演奏会が
9/23(月)にアルカスSASEBO中ホールにて
開催されます。
私は先生との思い出の曲を
二曲歌わせていただきます
多忠亮作曲の宵待草と
モーツァルトのオペラ『フィガロの結婚』から
Dove sono です。
宵待草は大学生の時に
帰省して樋渡門下の発表会に
出演させていただいた時に
先生に勧められて歌った曲
楽譜にはのっていない
2番の歌詞を先生に教えていただいて、
その切ない歌詞により
情景がリアルに心の中に浮かんできたのを
今でも覚えています
オペラ『フィガロの結婚』の
伯爵夫人のアリア、Dove sono は
大学受験の時の自由曲でした
今思えば、
高校生がDove sono なんて
なんと背伸びした選曲…
と思いますが、
結果、現役で合格したので、
ナイス選曲だったのでしょう
私は小学生か中学生の頃に
初めて観たオペラがフィガロの結婚で、
その伯爵夫人役を
美智子先生が演じられていました
その頃、オペラには
正直まったく興味がありませんでしたが、
いつもピアノを教えていただいている
美智子先生が
豪華なドレスを来て、
演技しながら歌われる様は
ものすごくカッコよく見えて、
先生が出てくる場面だけは
食い入るように見ていた記憶があります
というわけで、
私にとってDove sono は
二重の意味で
先生との思い出の曲なのです
そんな思い出の詰まった曲を
佐世保で歌わせていただけるのは、
とても嬉しく光栄なことです
また、この二曲は
9/7の東京でのランチコンサートでも
歌わせていただきます
こちらのランチコンサート、
あと一席のみご予約可能です
限定20席の小さなコンサートとはいえ、
予約開始後2日間で
ほとんどの席が埋まってしまい、
嬉しい驚きでした
9月は東京と佐世保の両方で
私のルーツともいえる曲を歌う場をいただき、
今から身の引き締まる思いです