森伊蔵、魔王、村尾。人呼んで『3M』。

 

コロナ禍でヒマを持て余し、現地の酒蔵から取り寄せて呑んでみた。もちろん定価で。

 

ストレート、オンザロック、水割り、湯割り、ソーダ割りと、手を変え品を変え、いろんな呑み方をためしてみたが、やっぱり水割りがイチバン美味ではなかろうか、という結論でした。

 

だれもが指摘するように、「6(焼酎):4(水)」の黄金比が水割りの作り方の胆なワケだが

(なおかつ、焼酎さき、水あとの作法は厳守)、塩分多めの食べ物や串カツのような揚げ物には(7:3)ぐらいの焼酎濃度が適しているような気がした。

 

で、3Mを呑み比べてみてどうだったか。

 

焼酎の旨さの絶対的基準なんてものはないので、以下はあくまで個人的判断です。

 

芋の香りとほのかな甘さとコクがほどよくミックスされた「村尾」に軍配を挙げるかな。とにかく喉越しが良い塩梅でした。

 

「森伊蔵」は芋焼酎特有のイモ臭さがなくとても上品。焼酎好きの酒呑みに「森伊蔵」ファンが多いのは分かったうえで、わたしとしてはそれがどうした、ですね。

 

「魔王」はあっさり味の、ネーミングとは真逆の、たぶん女性に好まれる焼酎ではなかろうか、という印象です。

 

というわけで、自家製数の子ゴロゴロ松前漬けを肴に「村尾」を一升瓶で家呑みしてますと、

これまもう至福の時と申しましょうか、『緊急事態宣言』も苦にならないと申しましょうか、いや、まあ、苦にはなりますが、少しは気が晴れた気分になりますよ。