望遠鏡や双眼鏡で宇宙を観察する対象として、月や惑星、重星、星団、星雲、銀河
などたくさんの魅力的な天体たちがあります。その中でも私がおすすめするのは、
メシエ天体の観察です。
メシエ天体とは 18世紀のフランスの天文学者シャルル・メシエ(Charles Messier )
が最初に作成した星団や星雲のカタログに載っている天体のことで、現在では全部
で110個の天体が掲載されています。このカタログはメシエが彗星を捜索する際に、
彗星と同じようにぼうっと見える紛らわしい天体をリストにまとめたのが始まりと
されています。
メシエ天体はメシエの頭文字をとって、カタログの掲載順にM1、M2、・・・と
「M」に番号を付けて表記されます。例えば、アンドロメダ銀河はM31、オリオン
星雲はM42、すばる(プレアデス星団)はM45という具合です。
メシエ天体は小型望遠鏡や双眼鏡でも楽しめる天体が多く含まれているため、
現在でもとても重宝されています。
そして、このメシエ天体たちを一晩で全て一気に観てしまおうというチャレンジ
を「メシエマラソン」と呼びます。日没直後から始めて、日の出直前までかかる
過酷なチャレンジです。しかも、チャレンジできるのは太陽の位置や天体の出没
の関係で、3月中旬~4月上旬の新月に近い日しかありません。
2026年の場合は3月19日(木)が新月ですので、20日(金・祝)~22日(日)
がメシエマラソンにチャレンジするチャンスです。
興味のある方はぜひチャレンジしてみてください。
(無理のないようにハーフマラソンでもよいと思います。)
ちなみに、今年は公開天文台100周年の記念企画イベントの1つとして、
「みんなで見よう!メシエ天体」も開催されていますので、こちらにも
ぜひご参加ください。