夜空を数多く撮影していると色々な現象を観測する事がある。人工衛星、流れ星、は珍しくないが、... 夜空を数多く撮影していると色々な現象を観測する事がある。人工衛星、流れ星、は珍しくないが、新星や彗星、小惑星を発見する人もいる。 今回、最初は人工衛星だと思っていた一旦放置していたデータに関して、よく調べたらが動きがなかったので改めて#星の同定とともに#データ解析を試みた所#地球から660光年ほど離れた#HD101642という名前の#恒星の#フレアらしい事がわかった。 我々の太陽に近いタイプの#F8V型星で金属量は1/6と少ない特徴をもつ(同定が正しければ)。 通常#フレアはX線や紫外線で最もエネルギーを沢山放出するので可視光では暗く見える。計算の結果、我々の太陽の典型的なエネルギーである10^27[ergs]よりも一桁小さい#6x10^25[ergs/s]となったが、これは可視光であるVバンドでの計算だったからであって、もしこれをもっと短波長で観測していれば遙かに明るかったであろうと予測される。 ただし1つ疑問が残るのは#減衰時間が2.6秒と典型的なフレアと比較して桁違いに速い事であるが、これは可視光での減衰時間であってX線での減衰時間はもっと長く、それによって放出エネルギー量の見積もりが一桁上がると考えれば辻褄が合う。 市販のカメラで何となく天頂を撮影していただけのデータなのでこれ以上の議論はかなり厳しいし、世紀の大発見というわけでもないので解析はこれで終了。投稿料払ってまで論文にするほどのネタでもなさそうなので解析はこれで終了。 久々に大学時代の気分を味わってしまった。 kamatascienceさん(@kamatascience)がシェアした投稿 - 2018年Apr月28日am7時41分PDT