4か月前の5月のある日

宝塚宙組全国ツアーチケットをオンラインで予約して、

取れてないだろうと思っていたらチケットが取れていた6月のある日

 

『人間やればできる』

 

初めての宝塚歌劇デビューです


 

 

夢にまで見た『真風涼帆』

 

2階席だから涼帆さんのお顔は綿棒くらいかな

 

 

不安と期待と興奮とが入り交じり、長い長いと思っていたその日がやっとやってきた

 

 

 

9月某日

 

宙組全国ツアー公演

 

ミュージカル『追憶のバルセロナ』

 

 

第1場B

会いたくて恋い焦がれた真風涼帆さんがステージ奥の階段から降りて来た

 

小さすぎて顔がよく見えないけど

あの声と抜群のスタイルは間違いなく真風涼帆だ笑い泣き

 

ありえないくらいなほど綺麗なターコイズブルーの軍服を着て中央に進んで来た

 

こんな素敵なターコイズブルーの軍服は見たことない

真風以外絶対誰も似合わないであろうと確信が持てるくらい超超素敵な色

(お気に入りなのにパンフレットに載っていないじゃんと後で気付く)

 

 

やっと会えた喜びに心が震え感動で涙が出そうになる

驚くほど感動している自分に驚く

 

初めて観た『真風涼帆』も私の感情もこの劇場の高くて大きな天井を遥かに超えていった

これって昇天と言う?

 

両隣の方たちがオペラグラスをさっと構える

見習ってオペラグラスで見る

 

涙でレンズが曇って見えない

涙・・・あれ?涙は引っ込んだはずなのに

オペラ越しの真風さんの顔が眼鏡を外してみる視力検査のようにぼやけて見えない

 

ゆりかの顔がピンボケじゃん

 

オペラグラスのピントが合っていない?

 

どーなってるんだよ、このおニューのオペラグラス

必死で調節するがピンボケのままである

 

オペラグラスがなくったって

マッチ棒大であってもわかるトップスター真風涼帆のオーラは半端なくすごかった

 

 

 

 

つづく