今日は糀谷商店街に寄ってみました。京急線の高架化で糀谷駅が移転したため、駅前商店街ではなくなりましたが、人の流れは健在です。糀谷商店街という割に、住居表示でいうと南蒲田です。

 

 実はここに来るのは本当に久しぶりです。目的はコロッケです。

 糀谷商店街には2年ほど前まで、太田屋さんという精肉&惣菜屋があって、いつも賑わっていました。が、ある日大人の事情で張り紙を残して閉店してしまったのです。肉のハナマサはあっても、ちょっとお肉屋さんという感じでないし、ここの牛肉コロッケは私の中ではベスト2だったのです。私の同僚たちと「太田屋のない商店街なんて…」とロスを嘆きあい、その後は東京ミートのできた萩中商店街ばかり利用してきました。

 

 今日は、かつての太田屋の従業員有志でお店をひらいたという情報を半年遅れて聞いたので、昔のコロッケが食べたくなって行ってきました。

 会社を早く出たのに、もう6時、閉店が近いのでやや品薄。お目当ての牛肉コロッケ(約150円)は売り切れで、安いほうの野菜コロッケ(約80円)と手作りメンチカツ(約130円)を購入。

(値段に約が付くのは記憶で書いているので。)メンチは店によってはキャベツでふわふわしているところがあるけど、私は揚げられてぎゅっと肉がしまった感じのメンチが好き。この店も

どちらかというとそういうメンチです。 揚げ物のほかは韓国風惣菜が多いです。

 右は半額で60円!!の貝ひものナムル味。 貝ひもたっぷりです。モヤシを加えてかさ増ししました。揚げ物は太田屋の味を継承しているという感じですが、韓国風惣菜はこの店独自に路線を開拓しているようです。

 

 さっき、私の中で牛肉コロッケはベスト2と書きましたが、ベスト1だったのは矢口渡の宮元通りに昔あった武蔵屋のコロッケです。何の気なしに買って、おいしさに感動しました。が、ここも休みが続くなあ…と思っているうちにある日閉店になってしまいました。(看板は残っているけど別業種)。 

 

 子供の頃はコロッケのお店とか永遠に続くような気がしていましたが、個人商店の場合はお子さんが継がなければ、そこで終わりになってしまいますからね。私も年を取るうちに、昔の味を失う経験を何度かしてきました。

 年齢を考えると揚げ物はさけたほうが良いし、実際衣は半分以上はがして食べています。それでも買ってしまうのは、今しか食べられないかもしれない、と思ってしまうからでしょう。