例年、夏場は暑くて長い距離を走れないので、トレーニングを兼ねて白山へ日帰り登山をしている。
かつては、一人でやっていたが、最近はラン友と2人で楽しんでいる。
さらに今回は、出産明けで昨年からマラソンにも復活してきた長女が登るというので、それに便乗して3人で7月下旬の日曜日の一番混んでいるときに付き合った。リタイヤしてからは平日のすいているときにしか登っていなかったので、勝手が違った。
7~8月の週末は市ノ瀬までしか車でいけないので、そこからバスで別当出合まで移動し、観光新道で登り、砂防新道で下山するのが今回の予定だった。
かつて(15、6年前)は市ノ瀬から白山禅定道で登り途中から観光新道に合流するコースで、頂上まで最短3時間40分弱で上っていたが、最早はるか過去の思い出。
着いた時にはバス待ちは300人位の列になっていた。25人乗りのマイクロバス4台が5時からピストン輸送している。3回目の4台目のバスに5時45分ごろ乗れた。
別当出合から登山開始は6時過ぎ、ゆっくりと登り始めた。
途中、同じようなペースの人たちと、どこからですかと話しかけて、会話を楽しみながら登って行った。
殿が池避難小屋で、小休止してエネルギー補給をして次のポイント黒ぼこ岩を目指す。
途中、馬のたてがみ付近はお花が一面に咲いているところで、初めての人たちは一杯咲いていると言っていたが、今年はちょっと遅れ気味で昨年ほどではなかった。ニッコウキスゲ、白山フウロ、ミヤマなでしこ、車ユリ・・・。
あまり花の名前を知らないので、写真は撮ってきたが、名前は調べていない。
黒ぼこ岩で、砂防新道を登ってきた人たちと合流、岩に上って写真を撮るのは順番待ちだった。
日差しも強く、このあたりでも暑さを感じる。
小休止後、弥陀ヶ原の板敷道路に入る。かつてはここは走って登っていた。
そして急な五葉坂を登ると室堂センターが目の前に現れる。
11時少し前に着いたが、ここも人がいっぱい。
室堂の神社周辺ではクロユリが群生、真っ盛り、これは見事だった。
そこから3、40分で頂上へ着く、かつては木製だった頂上の標柱はいつのころか御影石になり、その傍らでここでも順番待ちをして記念写真を撮り、その周辺の岩に腰掛け、昼休憩後、神社にお参りをして、下山を始めた。
今年からは、去年までのような駆け降りるような下り方は、脚力的に無理かもしれないと、一歩一歩オーソドックスに下りて行った。
室堂ー弥陀ヶ原ー黒ぼこ岩、その下の延命の水をありがたく飲み、甚之助避難小屋に向かう。途中、救助ヘリが飛んでいた。昨年も飛んでいたが、今回は登ってきた人の話では、2度来ていたとのことで、お世話になることのないように慎重に下りた。
甚之助避難小屋も混んでいたので、スルーして中飯場に向かったが、今年はやけに遠く感じた。しかも中飯場では水が使えなくて顔を洗ったりできずちょっと甚之助でやってくればよかったと後悔した。
そして、16時過ぎにつり橋を渡って別当出合に無事到着、また長い列を待ってバスで市ノ瀬へ戻った。
何とも衰えを感じた登山だったが、79才のじいちゃんが、市ノ瀬から白山禅定道を登って日帰り登山していたのには、恐れ入りました。
まだ老けている場合じゃない。
また、来年も登りたい。
白峰温泉につかって、帰宅。
翌日から3日間の筋肉痛が待っていた。