8月25日、彼が生きたいと願った誕生日です。

 

やっとこの日に発表することができました。

 

 

 

11/29と4/4。どちらも私にとって、私たちにとって特別な日です。

 

 

 

 

 

ますみの通夜の日、

 

紛れもなく音楽人、Wizardのギタリストとして送られた姿を見て、

 

私はとても、歯痒かった。

 

 

 

 

自分らで選んだ道の先にある「今」なわけで

 

もしあの時、別の選択をしていたら、Wizardは続いていて…とか考えてしまって。

 

 

 

 

 

バンドだけを100%の全力で続けていくことって

 

色々犠牲にしなきゃいけないこともあって

 

そんな中で色々将来に対する不安とかも出てくる。

 

色々なものを犠牲にしてまで守ってきたものを、手放さなくてはいけない選択肢もでてくる。

 

 

 

この「今」が自分らが選んだ選択肢の先にあった未来なのに

 

なんで、6年も経ってなお、そこに居るんだよ、と涙が流れた。

 

 

 

 

もう一度ステージに立ちたかった

 

 

生前そう呟いていた。

 

 

 

だから、何か自分にできることがないかと探していました。

もう一度、彼を連れてステージに戻りたいと思っていました。

 

 

ただ、やはり、心から納得した終わりでなかったとはいえ、

自分らで下した決断であることには代わりはなく、

そして、そこから6年。

離れ離れになった皆には皆の「今の生活」があるわけで、

私一人の我儘な感情で皆を集める事はできないと感じていました。

 

 

だから、私発信で皆へこの話を持ちかけるのはやめよう。そう決めていました。

 

 

 

ますみの通夜終わりに

 

ひろ、はるか、真くん、Yetiのビッキー、なっち、元シリアルのカイくん、と献杯しました。

 

 

ますみを偲びながら、思い出を辿っては

笑って、泣いて、本当に愛されている奴なんだなって心の底から思った。

 

 

そして、なにか出来ることを探し、

結局、私たちは音で返すことしかできないんだと思いました。

 

 

追悼ライブは、真くん、あっちゃん、kimiくんと私の活休前のメンバーで行いたいと思っていました。

それが筋だと思う。

真くん、kimiくんは二つ返事で快諾してくれました。

だけど、kimiくんは、諸々やむを得ない事情で参加することができず、

あっちゃんは連絡が取れず、

 

やはりこれだけ時間が流れていると難しいんだなと諦めかけていたときに

 

ひろ、はるか、ビッキーが賛同してくれました。

 

特にビッキーは、生前ますみと「男と男の約束」をしていたらしく

彼もWizardのためにできることを探していてくれました。

その約束を果たす時だと熱く語ってくれました。

本当に、男気ってこういうことなんだなって胸を打たれた。

 

私はビッキーとは一緒にステージにたった事なかったけど、

それでもここまで言ってくれる奴いねーよって泣いたんだ。

Yetiも忙しいはずなのに「ますみさんのためだよ!関係ないよ!寝ないでやるよ!」って。

 

みんなの思いは、本当に凄まじい熱量で、本当にありがたかったんだ。

「やりたい」って心に秘めたまま行動に移せないでいた私の手を引っ張ってくれて本当にありがとう。

 

そして、今回の追悼企画、いろんな事ひろしが引き受けてくれた。

何だかんだ言っても元リーダーだな。

 

はるかだって自分の腰に不安があるのに、賛同してくれた。

 

 

みんな「あいつの為になんかしたい」そう思ってた。

 

 

 

賛同した皆は、いつでもスタンバイOKだった。

あいつの為に何かしたい。

そう思っても、すぐに行動に移せなかったのは私だけ。

 

 

音楽人として、もう一度歩き出すには

この6年で色々なことがありすぎて、

いきなりトップギアで走り出すことはできませんでした。

 

 

 

ここへ来るまで3ヵ月。

ごめんなますみん、待たせたな。

 

 

 

 

2013年、Wizardの活休ライブ「not End but And」

当時、私はブログにこう綴っていました。

 

not End but And


これはEndじゃなくてAndだよって意味。



終わりじゃないよ。



この後も、道はどこまでも続いていくんだよ。

 

道はどこまでも続いているから、

きっとまたどこかで逢えるよねって、そんな意味も込めてたんだ。

 

「こんな形」で果たすことになるとは思ってもいなかったけど、

それでも「こんな形」でもなければ、果たせもしなかっただろう。

 

 

音楽人として送られた彼が、

もっかいやれよって繋いでくれた道なんだろう。

 

 

なら、私は歩まないわけにはいかないだろう。

 

 

 

みんなの気持ちもわかる。

色んな想いがあると思う。

 

 

ちゃんと活休前のWizardとして立てはしないけど…

あの時思っていた「And」とは違う「And」かもしれないけど…

 

 

それでもこれから来る未来は間違いなく、あの日の「And」へ続く道だと信じている。

 

 

 

 

 

11/29、4/4、この両日は、あいつの為に何かしたいと思っていた人たちのお陰で実現することができます。

私一人では到底無理でした。

 

 

 

ステージに立てる全て感謝して、

そして、空の上の彼に届くように全力で臨みます。

 

 

 

 

 

追伸

Meet Again Meat [Age] ingは正しくはミートアゲインミートエイジングですが、

ここではミートアゲインミートアゲインと読みます。

あなたにもう一度逢いに行く熟成肉。

 

こんな時までふざけるのが私たちよ。

いい肉の日だしね。いいよね。いい肉だけに。

 

 

 

 

 

あいつも笑ってるよ。

 

 

「お前らほんと揃いも揃ってバカだな」って言ってるだろうよ。

 

 

 

だけど、それでいい。

 

 

 

それがいい。

 

 

 

そうであって欲しい。

 

 

 

 

 

 

あいつのために、あいつが一番喜びそうなことばかり考えて企画してきた。

 

 

 

 

だから、お願いだよ

 

11月までまだちょっと遠いけど、それでも、

 

私たちと一緒に、笑顔で彼を送ってやってくれないだろうか。

 

 

私も久しぶりのみんなに逢いたい。

だけど、あいつは私以上にもっともっと…

 

 

みんなに逢いたかったと思うんだよ。

 

 

 

 

 

 

 

それから…

 

 

 

 

彼がWizardに加入してから、

沢山の夢を語って道を歩んできました。

 

もう一度、彼の心を連れて音の道を歩いて行く過程で、

 

些細なことではありますが

 

私の名前、昔のようにカイトと表記を戻そうと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さよなら、またね、齊藤さん。

長いこと脂肪と糖をありがとう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私は、かまんちゅに戻るよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まずは11/29、カマリスト召集するわね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あんた達、いくわよ!