8月19日に孫達が集まったので、協議の結果横浜ズーラシア動物園に行く事にしました。ズーラシア動物園の人気者は「オカピ」で、私が初めてズーラシア動物園に行った時も(平成11年)「オカピ」が目玉動物でした。「オカピ」は平原で悠々と草をはんでいました。その「オカピ」が子供を産んだというので孫達も期待しています。横浜には「野毛山動物園」が在ったのですが、昭和55年に細道一市長が都心の野毛山動物園の意図して環状3号線に近い旧都築公園跡地にズーラシア動物園の設立を決め増した。ズーラシア動物園のズーは動物園で「らしあ」は「暮らし」で日本人の造語です。敷地内には「横浜市繁殖センター/非公開」を開所して希少動物の繁殖もおこなっています。野毛山動物園の再開発は未着手でもズーラシア動物園はオカピの出産で故細郷市長も喜んでいる事でしょう。

連日35度越えの「猛暑日」です、ズーラシアの入口には「動物によっては猛暑の為涼しい部屋で休息しています」告知していました。お盆明けの月曜日には動物も休息が必要なのでしょう。告知通リライオンも北極熊も姿を見せませんでした。どうしても見たい人は夜の見学に来るのが良いのでしょう。ズーラシアの園内いたるところに「ランタン」が吊るされていました。夜来れば涼しい上に夜行性動の姿を観察できるし、ランタンの光に集まって来る昆虫も採取出来るでしょう。でもあちこちの草藪に「蛇に注意!」看板が出て居ましたので、通路の中央を歩く事が重要でしょう。

夜のズーラシアの案内ポスター

夜のズーラシアのイルミネーション

北極熊やライオンは暑さに弱そうです。あの毛皮は体温を高熱にしてしまうでしょう。北極熊の熱中症は動物愛護の精神に反します。8月中はクーラーの効いた部屋で休息しているのでしょう。甲子園でもクーリングタイムが必要になっています。レッサーパンダも屋外でなく冷房の効いた部屋にいました。

冷房の効いたガラス室内で寛ぐレッサーパンダ

毛皮のある獣は暑さに弱くても鳥は総じて元気な様でした。それでも多くの鳥は木陰で休んでいます。大きなバードゲージには

扇鳩が自由に遊んでいて人間が籠の中を歩いて観察します。

見事な冠が美しいオウギバト

エミューは草原の中の木陰で休息しています。隣にはカンガルーも木陰を楽しんでいます。

草原でも木陰で池に入って体を冷やすエミューいました

カンガルーの親爺も木陰で寛いでいました。

大鷲だけが樅の大木の頂上に止まってズーラシアを睥睨しています。何を食べているのだろう?思えばゲージの前にサーモンの切り身を干していました。

ズーラシアの大鷲

ズーラシアの大鷲のゲージ干してあった鮭の切り身

11時にペンギン池の前で学芸員の説明がありました。私達は池の底の段に設えてあるガラスの外で自由に泳ぐペンギンの姿を観られます。学芸員がアジを池に投げ込むとペンギンは競って鯵を追いかけて丸のみします。学芸員は説明します。ペンギンの排出物は白色と緑色の2色に分かれています。実は白い部分はおしっこで緑色(茶色っぽいときもあります)の部分がうんちなのです。

ペンギンプールは側面をガラス越しに観察出来て俊敏な泳ぎのペンギンを観察出来ます

ウンコとおしっこで臭いペンギンの岩場岩の上の白い部分はおしっこです。

ウンチは2m近く噴出します。ペンギンが排出物を遠くに飛ばすのはその匂いを嗅ぎつけて ヒョウアザラシやオタリア、シャチ等の天敵に襲われない様にする為です。ペンギンのゲージが臭いのはペンギンがウンコを遠ざける習性の所為です。午後2時ズーラシアの北出口に着きました。北口では3人の学芸員によって「バードショー」を見せてくれました。翼を広げると2mもある大鷲が観客の頭上を飛び交います。可愛らしく綺麗なインコが私に向かって飛んで来て、当たると思った瞬間に頭上を飛び越えて行きます。2つのリングを潜って学芸員の腕の上に行って制止して、餌を貰います。鳥が上手に飛べるのは動体視力が優れている所為だそうです。蝙蝠の様に超音波を発すのか?思っていたのでしたが、大谷選手並みの動体視力が在って。豪速球をバットに当てる様に障害物を避けて飛べるのだそうです。

ズーラシアのバードショーでインコを飛ばして動体視力が優れている事を説明してくれた学芸員

ズーラシアバスの室内

ズーラシア北口からバスに乗って駐車場のある正門に戻って孫に連れられて楽しい半日でした。   【了】