西尾市の吉良町を巡って、次の目的地は安城市にある「本証寺」です、昨年のNHK大河ドラマ「どうする家康」では家康は三河一向一揆の反発に遭って苦労する場面がドラマになっていました。私はドラマの舞台になった本証寺を見たいと思っていました。本証寺は矢作川を越えた田圃の中の集落に在りました。農家の核が本証寺の様です。後で地図で確認すると本証寺の周囲は二重の濠で防御されていて、住居は外堀と内堀の中間にありました、
本証寺の境内は内濠の中で外側に外濠があります。外濠は300m四方でした
NHK大河ドラマの好印象が未だ残っているのでしょう、大型観光バスが駐車して観光客で混雑していまあした。私達が案内板の前で協議していると、親爺が”本堂に登って説明を聞け!”命じます。”結構なお世話だ”思いながらも連れられて本堂に登ると内陣須弥壇前の畳に座させられて、ボランタリーの説明をきかされました。普通はお坊さんの説明を聞くのですが本証寺では近所の住民(ボランタリー)が説明するのでした。
これが本証寺の本堂(阿弥陀堂)です。
こちらは本証寺の鼓楼です。城郭建築寺院ですから「見張り櫓」なのでしょうが、
敵襲を知らせる鐘があったので「鼓楼」と呼んでいるのでしょう。
鼓楼の外側は「外濠」で蓮が咲く様です
此方は内濠で蓮の花は未だでした、泥で濠は浅くなっていました。
本堂(阿弥陀堂)内陣でボランタリーの説明を聞きました夫婦の説明で夫婦漫才の様でした
安城三河や安城松平家を強調してりました
本証寺本堂の須弥壇上部の欄間彫刻
本証寺を辞して外に出ると「一向一揆の幟が並んでいました
本証寺は既に宗教施設ではなくて歴史資産であり、観光施設になっていました。
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