豊橋公園内の「吉田城」を見学して、次は公園の北側に接して建っている「豊橋ハリストス正教会」教会に向かいました。同教会はロシア正教会の信者も増えた大正2年に初代神父のマトフェイ影田叙聖35周年を記念して新築された正教会で、現存する県下の正教会の中で最古の聖堂です。戦禍を免れたため、教会の記録や貴重な文献・著名な聖像画家 山下りんの聖像画・渡来した美術工芸品等が保存されています。教会聖堂は2008年に国重要文化財に指定されました。ロシア正教会の建物としては函館の「函館ハリストス正教会/1860年（安政7年）」聖堂が有名で重要文化財に指定されていますし東京駿河台の「ニコライ堂」が有名ですが、明治時代大正時代はロシア正教が支持されていたのでしょう。ニコライ堂は関東大震で倒壊して現存建物は再建されたモノです。次は公園の北側に接して建っている「豊橋ハリストス正教会」教会に向かいました。同教会はロシア正教会の信者も増えた大正2年に初代神父のマトフェイ影田叙聖35周年を記念して新築された正教会で、現存する愛知県下の正教会の中で最古の聖堂です。戦禍を免れたため、教会の記録や貴重な文献・著名な聖像画家 山下りんの聖像画・渡来した美術工芸品等が保存されています。教会聖堂は2008年に国重要文化財に指定されました。ロシア正教会の建物としては函館の「函館ハリストス正教会/1860年（安政7年）」聖堂が有名で重要文化財に指定されていますし東京駿河台の「ニコライ堂」が有名ですが、明治時代大正時代はロシア正教が支持されていたのでしょう。現在のニコライ堂は再建されたものですから、重文の指定は受けていません。
函館ハリストス正教会」教会
東京駿河台のニコライ堂は関東大震災後の再建です。
ロシア正教会と云えばモスクワの赤の広場やクレムリンに近い「聖ワリシイ大聖堂」を思い出します。ロシア帝国の、イヴァン4世（雷帝）が戦勝記念に建立して、プーチン大統領の精神的支柱になっている聖堂ですから、令和の現代人には総じて不人気です
此方はモスクワにある聖ワリシイ大聖堂、クレムリンとのセットでロシア人の愛国心を煽ってウクライナ侵略を推進しています
日本人はロシア文学が好きでロシア民謡も好きです。芥川龍之介や徳富蘆花や二葉亭四迷に続き白樺派の作家は武者小路実篤、志賀直哉、有島武郎、里見弴ら。彼らは、善と正義に基づく社会変革を目標とし、トルストイを文学的指導者として選んだ。そして彼の教えから、キリスト教的な「隣人への愛」と「暴力をもって悪に抗せず」を採り入れました。上のモスクワの聖ワリシイ大聖堂は帝政ロシアのイワン皇帝(イワン雷帝)が戦勝記念に建築したもので、トルコイスラム文化を匂わせる建物ですが、日本人がロシア正教の建物は青と白の清楚な建物です。雪原と青空をイメージして、白い肌とブルーの目の少女(カチューシャ)をイメージしたのでしょう。でもプーチン大統領治下のロシアではトルストイの「戦争と平和」の醜い面を行き過ぎた愛国心が支えているようです。豊橋ハリストス正教会聖堂は改修工事中で内部の見学は出来ませんでした
豊橋ハリストス正教会聖堂は改修工事のお知らせ看板
豊橋ハリストス正教会聖堂は改修工事の基礎部分(左)を観ると耐震工事と思われます
豊橋ハリストス正教会聖堂は改修工事の尖塔工事
工事中でしたので内部の見学は出来ませんでした「山下リン」のイコン画も内部の設えも見学できませんでしたが、何れ見学するチャンスもあるでしょう。
豊橋ハリストス正教会聖堂の祭壇
豊橋ハリストス正教会聖堂の「山下りん」のイコン画
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