沖縄に晩婚旅行を終えて帰宅s他ので、又日常の生活は始まりました。2月27日(火)には横浜歴史博物館に行きました。「横浜市指定文化財展」と「横浜輸出工芸展」が実施されていたのです。「横浜市指定文化財展」は例年会計年度が終了する時期に実施されています。今回も令和5年度に横浜市が実施した文化財の保護活動の実績を市民に報告する催しでした。普段は寺院の暗闇やコンクリートの耐火施設に納まっていた文化財を博物館の照明の下で鑑賞し、修理保全活動の報告を確認出来るのです、加えて山本勉氏(鎌倉国宝館館長)の解説も聴講出来ます。会場は二つの展覧会を特別展室で実施しているので前半が輸出工芸品で、後半が仏像展でありました。輸出工芸品展では明治時代に盛んに輸出された「真葛焼き/超絶技巧の陶磁器」やシルクのスカーフを展示sてありました。

宮川香山 眞葛ミュージアム所蔵

明治時代に輸出用に生産されたスカーフ

展示場の前半は明治時代に輸出を支えて陶磁器に絹製品でしたが、後半は横浜市内の仏像展でした。

横浜歴史博物館のホールには栄区にある証菩提の阿弥陀三尊像のスクリーンでした。

証菩提寺の阿弥陀三尊像中央が阿弥陀如来坐像、左側が勢至菩薩立像、右側が左脇侍の観音菩薩立像で。

三尊像はそれぞれ木造で漆箔が施され、平安時代末期に造立された。

証菩提寺の阿弥陀三尊像(重文)の令和5年度修復保存作業報告

右側は阿弥陀如来に着いた黴を除去補色する作業、左は脇侍の禿げた金箔を張り替える作業

此れは宝林寺釈迦如来像(寄木造り)破損が激しく痛々しい

宝林寺釈迦如来像(寄木造り)の修復作業説明

向導寺(泉区岡津町)阿弥陀如来像、関東大震災で大破して、バラバラの状態で、

本堂須弥壇裏に積まれていたモノを修理保全作業を終えました

向導寺(泉区岡津町)阿弥陀如来像の説明

向導寺(泉区岡津町)阿弥陀如来像の修復前後の説明

横浜市の文化財と云えば文明開化以降が有名です、キリンビールや日産自動車のフェアレディ―ゼット、ブルーバードも横浜生まれの文化財です。でもhJ案時代に遡れば仏像が数多く残されていて毎年計画に従って修理保全作業が継続しています。横浜市民としては、当然ではありますが誇らしい展示です。     【了】。