昨年は「コロナも終息して愈々景気も良くなる」期待した途端にロシアがウクライナに侵攻して世界中を落胆させました。今年こそはと期待した元旦の朝に能登に地震が襲い憂愁な思いに沈まされました。兎角期待と現実は相反してしまうものです。でも良い意味で驚きもありました。北朝鮮の金正恩大統領が能登半島地震へのお見舞いメッセージを岸田首相に送付されました。岸田首相は心遣いに「感謝の意」を返信したようです。
金正恩大統領が能登半島地震へのお見舞いメッセージを岸田首相に送付しました。真意は何なのでしょうか？
毎日の様に犠牲者の数は増えるのは残念ですが、自衛隊等の懸命な捜索の結果生存者発見の嬉しいニュースも連日報道されています。処で今日(１月７日)は大相撲初場所も初日を迎えます。被災地は相撲が盛んな土地で横綱輪島が産まれ現役では穴水町生まれの遠藤も居ます。穴水町なんて変な地名ですが、如何にも地盤が脆弱な様な気がします。
遠藤は穴水町の生れ初場所では時津風一門の連合稽古にも参加して、力士生命をかけた活躍が期待されています
穴水町の名物は「牡蠣焼き」で国道沿いに牡蠣小屋が並び海には下記の養殖筏が浮いています。沖合には軍艦の様な見附島が見えます。見附島は珪藻土の島で、穴水町の丘陵地は珪藻土で出来ています。珪藻土が地圧で固まったモノを削り出して「七輪」を作ります。焼肉や牡蠣焼きに使うのが七輪です。
穴水町の沖合に浮かぶ見附島は珪藻土でできています.
- 今次の地震と津波で見附島は崩落して漁船も被害を受けました
- 穴水町は土砂苦連れで深刻な危機に陥ってしまいました。
穴水町の珪藻土は七輪の素材です。七輪(七厘）は炭火をおこしたり、煮炊きをしたりするための簡便な土製のコンロです。土製の小型コンロで、ふつう木炭が燃料。江戸時代から一般的に用いられてきました。軽量かつコンパクトで移動が容易。関西では「かんてき」とも呼ばれます。形状は円筒形、四角形、長方形が主で、大きさも様々で、用途に様々です。
此れが七輪(七厘)です一厘は一寸の百分の一小さい事を極端に七厘と呼んだのであってサイズは七寸です
穴水町は辰のような形の能登半島の先端鼻先に位置する過疎地ですが、七輪の大半を生産し、炭を生産しています。炭でも茶室で使用する美しい菊炭を生産しています。
穴水町は能勢菊炭のブランドで高級炭を茶室用に生産しています
珪藻土が健康に良い事は周知です。京都に行って高級旅館の壁土は大半が珪藻土でできています。珪藻土とは、藻類の一種である珪藻の殻の化石が地層に堆積したもので表面に多孔質の穴が空いているので有害なタバコの煙等を吸収してしまいます。
珪藻土とは、珪藻の殻が化石化したもので、二酸化ケイ素を主成分とする堆積岩です。穴水町は過疎地ですが、伝統的文化産業や海の恵みを活用した魅力的な街です。穴水町のキリコ祭りに行ってみたいと思っています。
穴水町のキリコ祭り
穴水町のキリコ祭り(夏祭り)の頃には地震も収まって居て欲しいモノです。 【了】
