昨日(3月25日土曜日)は皇居の桜を見物に乾通り通り抜けに出かけました。妻と4月初旬迄の日程を協議の結果3月25日に皇居の桜を見物する事が最良と判断したのです。お天気は今日(3月26日)を境に菜種梅雨も明けて3月30日(木)に上野に出かけて国立博物館の「東福寺展」を観て東博のお庭で枝垂れ桜を見ながら「お花見弁当」を食べる事に決めました。週末は孫達を我が家に迎えてその先は山陰旅行に出かけます。昨年感動した醍醐桜の先日御碕から隠岐の島迄に関心が移って居るのです。乾通リは皇居の坂下門か「乾門」迄を繋ぐ皇居内の道路です。江戸時代には無かった門であり道路です。明治政府が宮内省を建てて宮内省から東西に出入りし易い様にした通リです。コロナ禍の最中は乾通の通リ抜けは休止していましたが昨秋紅葉の季節に再会され今春は昨日25日から4月2日(日)までの9日間、春季皇居乾通り一般公開を実施します。開始時刻は5膳時で閉門は午後3時半です。皇居坂下門から参入、皇居乾門から退出と云う一方通行です。昨日は乾門から北の丸公園に出て千鳥ヶ淵遊歩道を経て半蔵門から麹町に出てランチして午後は新宿御苑で桜を見物して夕刻帰宅しました。ジョギングシューズは水がしみて冬モノジャンパーも水に濡れて冷え切った仕舞いましたが、記憶に残るお花見でした。自宅でTVを見れば乾通リ抜けには9千人が散策したそうです。

皇居前広場坂下門に用意された検問所桜田門から内幸町のオフィス街は雨雲に煙っていました。

此処で検温と荷物検査を受けて入ります。

これが坂下門です。入って坂を上ると宮内省の庁舎が建っています。

左側が宮内省庁舎です。此処から700Мが乾通リでお花見通リです。

流石に皇居内の道路は平坦に舗装されているので水たまりも在りません。私のジョギングシューズも水没する事も無く快適に花見ウォーキング出来ました前行く母娘の二人組は母はスカートの裾がずぶ濡れ娘の生足は水滴が出来て寒そうです。蓮濠や道灌濠には北帰行を諦めた鴨が求愛をして賑やかです。昔東京都知事だった「青島幸男」の随筆に皇居には巨大な青大将が棲息していると記述していました。石垣の隙間は青大将の棲み処で鴨の卵や雛は食物なのでしょう。少なくとも東京のど真ん中に生物多様性を明らかにするお濠が在る事は「バイオダイバーシティ」を目指す東京都にとっては有意義です。

皇居内の道灌濠鴨が恋の季節でした。

道灌濠に咲いて居た山吹の花

この後北の丸公園に行くと池で「アメリカザリガニ」の駆除大作戦を実施していました。実態は外来種生物が繁殖して我国固有種が劣勢なのでしょう。外来種駆除は固有種保護と同意義ではありません。難しい問題がありそうです。若しも道灌濠の水を抜いて外来種駆除固有種保護作戦を実施したら国民の認識を進化させる事になるでしょう。

石垣の上は「富士見櫓」濠は「蓮濠」です。要所要所に説明板が設置してあります。

これは富士見櫓前の桜です。石垣の「扇の勾配」が眼に付きますが、

私は明治政府が宮内省庁舎建築に際し野面積石垣を作り治したと推測します。

この桜は「薄墨桜」と案内されていました根尾谷の桜は樹齢1500年で孤高の桜。継体天皇お手植えと云われています。

出口になっている「乾門」門を出ると北の丸公園で左(南)に曲がると千鳥ヶ淵です。

高速道路入口を横断して北の丸公園から観た乾門紅枝垂れ桜が見えました。

北の丸公園は工事中で、芝生の張替え養生中でした。

この冬に池の水抜きをして外来生物の駆除を進めていたものの今年は暖冬で菜種梅雨入りも早く計画通リはゆかない模様です

夕刻自宅に帰って濡れた衣服を着替えてイチゴを食べ乍ら皇居の桜が綺麗だった夫婦でお茶にしました。「復来年行こうね!」その為には健康に留意して再度パンデミックが起こらない様に祈るばかりです。       【了】