映画『悪い夏』は、生活保護制度の闇や人間の弱さにつけこむ社会問題を描いた作品です。しかし、全体的に暗く救いのない展開が続き、観る者に重苦しい印象を与えます。


主演の北村匠海さんは、真面目な公務員が転落していく様子を見事に演じていますが、その変貌ぶりがあまりにも急で、観客としては感情移入が難しい部分もありました。また、窪田正孝さん演じる金本の極悪非道なキャラクターは、恐ろしさを感じさせる一方で、あまりにも非現実的に映り、物語のリアリティを損なっているように思えます。


物語の終盤では、混沌とした展開が続き、誰が誰を攻撃しているのか判別しづらい場面もありました。これにより、せっかく積み上げてきた各エピソードが一緒くたになり、観客としては混乱を招く結果となっています。


うーん、、なんとも言えない後味の悪さ!

久しぶりに残念な映画を観てしまいました😅