封切り直後のレディースデイで、
久しぶりに満席の映画館を体験しました。

小山薫堂脚本の「おくりびと」。
その空気感がすごくよかったです。

印象に残ったシーン。
納棺の儀の冷たく張りつめた空気。
洗練された美しい所作。
喫茶店のカウンターでの食事と夫婦の語らい。
子供の頃に両親とでかけた銭湯の記憶。
川原の風景とチェロの音色。
クリスマスの事務所に漂う親密な空気。
生と死の間の門。
そしてクライマックスの石文。

まだよく消化しきれていないのですが、
とにかく今年度ナンバーワンの映画でした。