不都合な真実と対極な本。
食料とエネルギー問題のつながりについて、
シンプルで分かりやすい考え方が
述べられています。
シンプルで分かりやすい考え方が
述べられています。
中でもなるほどと思ったのは、次のくだり。
木と石炭・石油の関係についていえば、 人間は、18世紀に石炭を使い始め、 19世紀の終わりか20世紀初頭頃から 石油をエネルギーとして使い出したからこそ、 これだけの木がまだ残っているともいえる。 石炭や石油をエネルギー資源として発見しなかったら、 イースター島のように、 あるいはかつての古代文明の地がそうであったように、 木をエネルギー資源として使うためにただひたすら伐ってしまい、 その結果として、荒涼とした砂漠ばかりが広がる ひどい世界になっていたかもしれない。