朝5時起床。

6時、ニース駅でマルセイユまでの切符を買う。

駅員に「ツーロン行きに乗れ」と、言われるがままに乗り込む。

柄の悪いレゲエボーイが、「たばこ、持ってるか?」とやってくる。

「ない」というと、どこかに行ってしまう。

乗客は皆男性一人客、僕を含めて全部で5人。

9時、マルセイユ・サンシャルル駅着。

駅前のマクドナルドに入る。

店内はがらがらで、寝ている青年もいる。

9時半、地下鉄でユニテ・ダビタシオンを目指す。

最寄り駅から歩くと、巨大なコンクリートの塊が見えてくる。

カラフルに色分けされたユニット。

共用部から屋上に上る。

コンクリートの壁の上に広がる海。

自由にレイアウトされた保育園の遊具たち。

ロビーに残るコルビジェのスケッチ。

 12時、サンシャルル駅に戻り、カフェテリアで昼食。

ものすごい量で、食べきれず残す。

2時、列車でエクサンプロバンスへ。

カフェの立ち並ぶ目抜き通りを抜けて、旧市街へ。

路地、噴水、坂道。

雨の中、迷子になる。

ふと気づくと、そこはサンソグール寺院。

塔、パイプオルガン、フランドル絵画。

17世紀の遺産たちが残る。

4時、バスでマルセイユに戻る。

バスは、まっすぐな高速道路を快適に走り抜ける。

ニースへの帰り道、車窓からサントヴィクトワール山が見える。

セザンヌの愛した風景。

7時、ニース着。

昼食が多すぎたので、夕食は抜いて就寝。