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夏・秋編に続く後編ですが、こちらから見始めても全然大丈夫です。

いい映画は、観ている間にいろんな記憶が蘇ってくるものですが、本作がまさにそう!
小学校の頃、河原でミニスキーをして遊んだことや、実家のキッチンや、おばあちゃんとの思い出などがとめどなく溢れてきました。

舞台は、「小森」という東北の架空の村。リトルフォレストって、小森のことだったんですね~。

オープニング。
画面の1/3と2/3づつの映像と「little」「forest」のタイトルが入れ替わるのがいいなあ。

前半は、冬編。

1st dishは、生クリームで四角く作った真っ白なクリスマスケーキ。
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2nd dishは、砂糖醤油たっぷりの納豆餅。
納豆って、自分で作れるんですね~!!「わらの毛布に雪の布団。時間が美味しさを作ります。」
橋本愛のゆっくりとした話し方が心に沁みます。

3rd dishは、しみ大根。
大根を半分に切って、皮を剥いて、タテに切って、穴を開けて、ヒモを通し、生のまま外の寒さでしみさせて、そのまま干しあげると一年中保存できるしみ大根の出来上がり。
「寒くないとできないものもある。寒さも大切な調味料。」

4th dishは、焼きおにぎりとラディッシュの即席漬けのお弁当。
焼き芋の湯気や、流れる雲の風景が美しいです。

5th dishは、おやつのあずき餅。
あずきってサヤから採れることを初めて知りました。「あずきを蒔く日は、毎年決まっている。何でもいいタイミングがある。焦りは禁物。」

6th dishは、小麦ふすま(皮の部分)で作ったチャパティー。「雲が流れて、光が差すと、枝の雪が落ちてくる。」

7th dishは、わらびの塩漬け。

一度エンドロールが流れて、美しい花の映像から後半の春編へ。

1st dishは、山で採った山菜のてんぷら。
揚げたてがサクサクで美味しそー。

2nd dishは、ばっけ味噌。
これだけでご飯三杯はいけます。

3rd dishは、つくしの佃煮。

4th dishは、塩マスとノビルと白菜のつぼみ菜のパスタ。
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縁側のひなたで食べる姿が何とも気持ちよさそう。

5th dishは、春キャベツ。
キャベツでお菓子を作ろうとして、お好み焼きの味になってしまうエピソードは可笑しいです。料理ってクリエイティブですね~。

6th dishは、ジャガイモ。
茹でて、塩を振って食べる新ジャガの湯気。クレソンのサラダや、ジャガイモパンも食べてみたくなります。「冬が終わってまずすることは、次の冬の準備をすること。」

7th dishは、玉ねぎ。
苗づくりからの生い立ちがよくわかります。

失踪したお母さんからの手紙。
「人生はらせんそのもの。上にも下にも横にものびていく。」

五感が刺激される名作です!