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iTunesで何気なく見つけた映画。こんなの去年公開してたんですね~。200円でレンタルしてiPadミニで観ました。

~Wikipediaより
『地球にやさしい生活』(原題: No Impact Man)は、ニューヨーク市に住むコリン・ビーバンと彼の家族の、ゴミ排出、購買、電気消費を1年間行わない生活を題材にする、2009年発表のドキュメンタリー。


いやー、面白かったです。僕のストライクゾーンど真ん中でした。
都会に住みながら、共働き子育て中の夫婦。しかも、奥さんは、コーヒー中毒で、食事も外食中心の生活って、我が家に似てるじゃないですか!!
ご主人は作家で、歴史ものを書いていたのですが、次の小説のネタ作りを兼ねて、ある日思いつきます。「環境の影響を与えない生活をして、幸せになれるか?」

まずは、交通機関を使わない生活からスタート。電車もバスも使わず、移動は自転車やキックボード。エレベーターも使わないで、9階の自宅から毎日階段を使う。
衣服は、一年間買わない。
食べ物は、400キロ以上離れた食材は使わない。肉も魚も食べない。
テレビも処分します。
生ゴミは、ミミズの入った箱に入れて、土に戻します。
トイレペーパー、紙オムツも布で。

徐々にステージをあげていくのも賢いですね~。
5ヶ月目からは、いよいよ電気を使わない生活に突入!!
夜はキャンドルでの生活。
洗濯機が使えず、浴槽で酢とホウ酸で娘と一緒に足踏み洗い。
夏場は、ミミズ箱にも大量のハエが発生!!
一番の苦労は冷蔵庫。ナイジェリアでバカ売れしたポットインポットも、食材を長持ちさせるのにはいいのでしょうが、冷やすには物足りないようです。途中からは、クーラーBOXに。これも氷をご近所からもらって冷やすので、意味がないような、、、。
~注
ポット・イン・ポットはその名のとおり、大きな壺の中にひと回り小さな壺を重ねたものである。壺と壺の間に濡れた砂を詰め、さらに湿らせた布を壺の口にかぶせる。砂の水分が外側の壺からゆっくりと蒸発するにつれ、内部が冷やされて農産物の腐敗が防止できる。
http://www.jiid.or.jp/files/04public/02ardec/ardec27/technologies.htm


そして、たどり着いた結論。
「カレンダーをめくることではなく、菜園で野菜を育てながら自然を通して時の流れを知る。自然を感じる生活が喜びだ。」 
奥さんも一年間で、ずいぶんスリムで健康的な顔つきに変わっていました。

~実験後のインタビュー記事より
重要なインパクトは3つあります。ひとつ目は、テレビを捨て、スローライフをして、娘と過ごす時間が増えたことですね。娘が生まれてから父としてあまり一緒に過ごすことがなかったのですが、ノー・インパクト生活をしてみてよい父親になれたことです。ふたつ目は、いままで物を選ぶとき、"与えられる生活"を送っていたのが、自分でライフスタイルを"選ぶ"ことが出来ると学んだこと。3つ目は、市民としての意見を持つことの重要性を知ったことです。僕たちは意見を持つことで社会に変化を起こすチカラがあるということ。僕だけじゃなくて、誰もが同じようにチカラを持てるんだということです。
http://www.realtokyo.co.jp/docs/ja/column/interview/bn/interview_049/


機会を見つけて、我が家でも試してみたくなる映画でしたにひひ
邦訳本も早く出ないかなー。

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