運用状況説明会 雑感 (かまた) | 鎌倉投信 結いブログ

運用状況説明会 雑感 (かまた)

このところの「結い 2101」の運用状況説明会は、満席です。

昨日の大阪での説明会も平日の夜にも拘わらず多くの方にお集まり頂きました。

本当にありがとうございます!


ここ数回は、運用責任者の新井の発想を直に感じていただこうと、彼に説明をお願いしています。


新井の運用報告はとてもユニークです。

パフォーマンスなどの結果説明は、ほとんどしないのです。

持ち時間の80%は、”いい会社”の紹介に費やします。

入口に「結い 2101 説明会」と書いてなければ、まるでその会社のIRと間違えそうな雰囲気です。


私は、それでいいと思っています。

鎌倉投信は、投資家と”いい会社”を繋ぐ「場」ですので、話の中心は主役である「いい会社」と「受益者の皆さま」であるべきだと思うのです。


昨日は、循環型社会創造事業に取り組むアミタホールディングスの森林再生事業と障害者雇用を推進しつつ高収益を続けるエフピコの取り組みについて、画像を交えて紹介していました。

最近定番の「割り箸」ももちろん登場します。

(そのうち、あの割り箸のファンドマネージャーねビックリマーク って呼ばれそうです。)


まだ会社名は公表していませんが、最近投資を始めた金融のある会社さんの紹介もしていました。


「鎌倉投信は、改革意欲が乏しい金融分野の会社に投資することはまずないだろうと考えていました。しかし、この会社さんは違います。」と紹介を始めます。


私もこの会社の役員さんとは何度もお会いしていますが、社長さん自ら毎朝社員に理念や方針を語る金融には大変珍しい会社です。厳しいマクロ環境をチャンスと捉えて事業ビジョンを描きながら、毎日毎日の細かな状況分析を決して欠かさない会社です。結いだよりの新春号でご紹介しますので楽しみにしていてください。


新井は、運用パフォーマンスなどの数値は、よっぽど想定から外れた動きをしていない限り詳しく語ることはありません。


しかし、昨日はこんなデータを紹介していました。


「結い 2101の運用パフォーマンスは、設定来で4%弱値下がりしています。このことは素直にお詫びしなくてはなりません。全ては私新井の投資タイミングが悪いのです。なぜなら、投資している会社の純資産(配当込)は、設定来7カ月間で着実に増えているからです。投資しているいい会社は、しっかりと成長しているのです。」


新井は、投資している”いい会社”の純資産(配当込)の伸びをグラフで示していました。投資している会社の純資産は年率に換算すると、この厳しい経済環境の中でおおよそ5-6%の伸びを示しているのです。


結い2101の基準価額は少し値下がりしていますが、”いい会社”は、がんばって成長していることが良く分かり、投資家として自信を深めることができる情報でした。新井の目利きに間違いがないことも嬉しく思いました。


もう少し分かりやすい形で工夫をして皆さまにも開示して行けたらと思います。