と言うわけで今回はあのEF55の紹介になります


昭和初期頃に世界的に流線型ブームが起きていて、国鉄でもC53-43が流線型になったりと日本国内でも流線型の車両が増えていきました


そんな中、1936年に登場したEF55は3両だけ製造された電気機関車で主に東海道本線の特急列車の牽引車として活躍しました。実際に走らせて空気抵抗の効果がみられなかったり、終点について毎回転車台を使って向きを変えないといけないと…それなりに問題も多く結果3両だけしか製造されなかったそうです。


1952年には製造当初に配属されていた沼津から高崎へ転属。この頃は前後関係なく短距離の普通列車や貨物列車など運用されていたり、走行試験なんかに駆り出されたり…


1号機は中央鉄道学園にて動態保存。その後高崎へ留置され1986年に車籍を復活させイベント列車として運行されてました。ですが2006年頃になると故障が目立ち2009年にはさよなら運転がされ引退しました


2015年には埼玉県にある鉄道博物館に展示されることになり今現在でも展示されています。


製品情報

品番:3095

発売年:2023年8月


3月頃にKATOから発表されかなり話題になりました。過去にマイクロエースで製品化されていますが、そちらは前輪がダミー化されています(カーブが曲がれないために)。またワールド工芸からも組み立てキットで登場してたり…まぁ発売されてるのは少ないですね。


前に発売されたパシフィック鉄道のビッグボーイの動力機構から生かされ製品化したのかと

ちゃんと前輪(先台車)がついていてもカーブが曲がれるのもポイント高いですね




前位側

流線型が特徴な電気機関車。愛称は「ムーミン」や「カバ」など呼ばれています(個人的にはムーミンって呼んでますが…)



実車

日本で1本しか残っていないEF55。前までは転車台のところにいたのですが、今では転車台の近くに展示。

そして当時(2023年5月撮影)は連結部にカバーが付いていました



EF55で忘れてはいけないのはこれ

機銃掃射の跡。1945年8月3日に沼津機関区にてアメリカ軍のP-51(マスタング)により16箇所に被弾し15箇所埋められましたが運転台の上には未だ機銃掃射の跡が残されています。(P-51と言えばトップガンマーヴェリックで劇中でも登場してた機体ですね)


車体銘板



見づらいですけど下の形式EF55まで再現されてます




側面

日立製作所の銘板も




所属表記

Nゲージの方では高運になってますが、実車(保存機)は高ニに



パンタグラフ



PS14


色差し後



後ろ側


結構再現されてます




やはりこの製品の注目ポイントはここ


マイクロ製だとここはダミーになってましたが、KATO製はちゃんと走行します


次はマイクロ製と比較すると思います