またまた古いメーカーの紹介です
しなのマイクロは1970年にHOゲージのパーツから始まり、1978年にNゲージに参入しました。初めに出したのがED17形を出しその後はマイナーな車両ばかり出していました。
1980年には会社は倒産してしまいますが、当時の有井製作所にNゲージ部門が引き取られ後にマイクロエースとなって現在もマイナーな車両を出しています。
製品情報
品番:9111-1(モハ116(M)、9111-2(モハ117)、9111-3(クハ117)、9111-4(クハ116)、9111-5(モハ116(M無)
発売年:1980年
1980年に登場した117系
先頭部のプレスと本体の接合部に寸法ミスや、屋根周りの作りがいい加減な作りになっているなどメーカーのイメージダウンとなった商品とも言われているようです...。モータ無しのモハ116(9111-5)はマイクロエース化後に発売されました。
ケースはこのとおり
側面には私鉄各線のデザインがかかれています。
後ろ側には国産Nゲージ初のフライホイール式のモーターのことが記載されています。
なんだかんだで現在主流のフライホイール式モーターもしなのマイクロが初めてという...
側面
このように品番、形式などが書いてあります。
品番の9は9ミリゲージを指しており、91は金属電車となっており、その後ろは製造の順番を表しています
クハ117
登場当時の国鉄色と呼ばれるカラーリング。かなり前に京都鉄道博物館で野外展示されてましたね
フロント回り
先頭連結器はアーノルドタイプ。ヘッドマークも新快速となっています。この辺もディテールが甘いというのか本来テールライト(ヘッドライト下の丸ちょぼ)があるところは丸ちょぼとなっておりライトユニット入れても光りません。あとはタイフォンも埋められた感じに…
後は、スカートも塗装はされておらず金属金属してる感じのタイプに
側面
やはりサイズがあってない感じ気になりますね。
床下
"みどりや"と"しなのマイクロ"が印字されています。
モハ117
パンタ周り
かなり簡素な感じに
モハ116(モーター車)
かなり重みを感じますね
モータはこのような感じ
当時を感じるダイキャストになってますね
このように走行調整済みとシールが
開封した場合の修理は有料となりますと注意書きも...今現在、しなのマイクロはないですしマイクロエースに修理依頼だして無料で修理してもらえるとは思えないですね。といってももう40年ほど整備もされてないのでそろそろ分解整備してもいいかもですね。(前のオーナーがどのくらい走りこんだかわからないですけど)
クハ117
なんか塗装剥げて下地が出てきていました...