ー長文失礼します(ご興味ない方はスルーで)ー

新NISAの宣伝・広告を目にする事が多くなりました。来年から新しい制度に変更されるので、金融機関はその取り込みに一生懸命というところだと思います。それに確定拠出年金・idecoを加え、最近、「投資」のお勧めがあちらこちらでなされています。
でも、個人的には、安易にこの流れに乗っかるのは、いかがなものかと思います。投資信託に保険がくっついたような変額保険なんてモノを扱ってたりしてますが、ここ15年くらい販売実績はゼロです。🤫

株式の市場が活況で、これから株価もまだまだドンドン上がっていくとか、一旦落ち着いても将来ダウなり日経平均なりがもっと高値をつけるとか、なら時間を味方につけた投資も意味があるかと思います。でも、過去のトレンドから見られるのは、今の水準で精一杯じゃないかなぁということです。
日本は1989年のブラックマンデーまで、株価が右肩上がりで上昇しました。そこから20年は下がる一方。それからリーマンショック以降15年近くジリジリと上がってきてますが、最高値に届かず今もグズグズしています。
今、投資を始めるということは、高値掴みから始めるということで、30年35年の長い間、ジーっと損してるのを恨めしく眺めている事になりますね。

最初のグラフは日経平均株価チャートで、もう一つは、ダウ平均株価100年チャートです。

ダウの値上がりは現在、バブル前の日経平均と同じようなチャート変遷となっていますが、GAFAを初めとするこれまで市場を引っ張ってきた企業に息切れが感じられる中、これまでのような市況になるとは思えず、今後は日経平均のような上がったり下がったりな動きになっていくのではないかと思うので、投資商品への過度は期待はしないほうがいいだろうなぁと感じています。

特に、NISAは儲けに対して非課税、という特典だけなので、損しても補填はありません。
上がったり、下がったりしていたら、何してるんだかわからなくなっちゃいますね。

昔から、株屋、保険屋など「屋」のつく人達は、どうも胡散臭い感じがしていました。銀行は、「銀行家」と呼ばれて「家」がついていたのですが、株(投資信託)や保険を扱うようになって、「銀行屋」になっちゃいましたね。

いいもんあったら運用したい、という事をよく言われますが、どれだけ儲けたい、〇〇が買いたいなんていう目処はなく、損はしたくない、方が大半です。

投資をする、ということは、〇〇円までは損してもいい、ということだと思います。その覚悟ができた時に初めて「投資」をお考えになったら、あとあと憂いはないかなぁと思います。