地域の木造住宅解体現場
母屋は築100年位の伝統構法の建物
敷地内で移築建て替えしていて使用木材は100年は使われていると想定します。
通常、解体現場の木材は産業廃棄物とし、焼却またはリサイクルチップとしてしまう。
古材(古財)をリサイクルチップにしてはもったいない。
古材鑑定し有効利用を考えたい。
小原二郎さんが書かれたNHKブックスの「木の文化をさぐる」という本の中で法隆寺古材は新材より強いとされ「なぜなら木は切り倒されてから200~300年までの間は圧縮強さや剛性がじわじわと増して二、三割も上昇しその時期を過ぎて後、緩やかに下降し始めるがその下がりカーブのところに法隆寺材が位置していて新材よりなお一割くらい強いからである。(古民家解體新書P50より抜粋)
使えるものを・・・そして現在では加工しない部材が・・・・
価値なく扱われていいものか悲しくなります。
教えてくれない本当のコト。
理解ある方々の配慮で取り出し成功に感謝。
期待し、地域に大切に保管します。
歴史、物の大切さを子どもたちに伝えたい。・・・