古民家鑑定・解体・古材買い取り・その他についての問い合わせに、先日、所有者にお会いしてきました。
引き継ごうと、いろいろ計画している若夫婦とそのお母様。
お話を聞き、古民家(持続可能な循環型建築・伝統構法の耐震性等)についてお話をさせていただきました。
葉山にある築100年の洋風住宅が今回の相談物件。
外壁は下見板貼りでペンキで塗装した張り方はドイツ下見でした。
洋風の窓には独特の雰囲気がある当初の建具も残ってましたが、アルミサッシに改修されていることに少し残念になりました。
当時は大きなガラスを入手することが困難であった為、窓桟により建具が細かく仕切られていることも特徴です。
本来のつくりを理解しないでその場の対応で修繕してしまっていることは、先人が築いた価値を下げる要因にもなると考えます。
耐震性の違いも含め、多くの人に古き良き文化を環境面も含め理解していただければ、方向性を間違えずユーザーにとって正しい選択が可能になると考えます。
正しいことを知り、現在の建物の状態を把握し、ユーザー様にとって、ベストな選択ができることを願います。