本日午後から藤沢市の古民家所有者からの築90年の古民家の活用についての相談依頼に対応してきました。
土蔵も所有し代々農家であった古民家でした。
小屋裏は蚕小屋としていたため、ふところは高く、立派な小屋組でした。
大黒柱も梁も床の間もその当時の繁栄を見ることができました。
しかし時代の流れで代々の引き継ぐかたちが変わってきていることに現実も感じました。
歴史・家族の想いのある伝統資財。・・・・・是非とも活用し先代の想いを子ども達に繋げていってほしいと、こころから思い、長い時間お話を聞き・古民家のこと・住育のこと・住まいのこと・・・・・話させていただきました。
伝統構法の建物の良さを考慮せず増改築を繰り返しされている姿は多くありえる現状ですが、正直言って残念です。
今・現状のことだけでなく先を考えた計画を提案し、手間を惜しまない住み手のことを第一に考える専門家に出会えなかったことに、・・今後の事業計画に何とか力になりたいと感じました。
家つくりは一期一会です。
未来の子ども達の為に、・・・文化・環境・価値観等先人の教えを引き継げるそんな提案をしていきたいと。・・・・
そして代々引き継けている今の家主が、その想いに価値をどう感じるかが重要になると思います。