木造住宅で柱・梁の接合部において緊結金物という現在の技術が重要である一方、壁に関しては伝統的技術が再評価され始めている記事を読み、木造住宅の将来に期待を持てることにうれしく感じ、近い将来採用してみようと思いました。
国産材を多く使うこと、林業を活性化させ森林を守ることに繋がり、洪水・地崩れの防止にもなると考えます。
建築基準法で認めた耐力壁には筋交い・構造用面材・土壁の3種類がある中、建設コストと効率(壁倍率)を考えると土壁を選定するのが少なかったように感じます。
自然素材の土を昔ながらの竹小舞の両側に合わせて70mm以上の厚さで土を塗れば壁倍率も1.5倍となり十分使用できると感じます。
手間をかけて、先を考え選定していきたいと思ってます。
木造住宅の命ともいえる木材に国産の自然乾燥材を使用することで一般的な構造用合板の耐力壁となる大壁でなく柱が表に現れる真壁づくりが木の性質を有効にすることに繋がり伝統的なよさを継承できると思い今後実行していこうと考えています。
また、柱と柱の間に厚い板を落とし込む落とし込み構法は伝統構法の板倉構法を現代風にしたものになると思い、木をふんだんに使う本来の木造住宅を多くつくっていきたいと思います。
日本の森林を守り良き伝統を現代に手間をかけても取り入れていくこと、未来の為に重要だと思います。