床の間・欄間 | 一般社団法人古民家再生協会 神奈川

一般社団法人古民家再生協会 神奈川

古き良き伝統・文化を守り・持続可能な循環型建築・グリーン建築を推奨し未来の子供たちのために邁進してます。

欄間

室内外および部屋境の天井と鴨居の間に設ける、採光・通風を兼ねた柱間装置が欄間で、多種多様なデザインがある。

平安時代の仏堂に始まり、当初の欄間は格子組で、彫刻を施したものが登場するのは桃山時代以降である。


設置される場所によって、縁側欄間(縁側と外部の境)明かり欄間(縁側及び廊下と座敷境)間越欄間(部屋境)書院欄間(付書院)などの種類がある。

一般社団法人神奈川県古民家再生協会鎌倉支部


床の間

床の間とは「座敷の上座に設けるもので、床を一段高くし、正面の壁に書画を掛け、床板の上に置物、花瓶などを飾る所」

その建物で一番手間を掛け建物の品を決めるアイテム。

形式や床構えをじっくり観察するとその家がどういうコンセプトで建てられたのかを推測できます。

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上記の写真は横須賀市大津町の平屋21坪の築70年以上の建物です。

木構造はしかりしていて、50年は引き継げるものなのに、家主の相続という問題から、建物解体・土地として売却されることが決まってました。

家主との出くわせが遅かったことを後悔します。

しかし、初対面の家主に伝統のすすめ・パティーナを渡すことができ、ゆっくりと古民家のお話ができたことに感謝します。


家主のご厚意で、解体される伝統資財を譲り受けてほしいとのお話もいただき、うれしく感じました。

引き継げる古材等をを引き継げる建物・引き継ぎたい人に無償で提案していこうと考えています。

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