CO2搬出を可能な限り削減する炭素ゼロ運動を進めている宗教法人の生長の家が発注した建物。
国内初のゼロ・エネルギー・ビルを山梨県北杜市に某大手ゼネコンが建設する。
CO2搬出ゼロと自然エネルギーによる電力自給自足を実現。2013年竣工を目指す。
地上2階建て、延べ床面積約8431㎡の木造(一部S造)のオフィスで森の中のオフィスと名付けたもの。
省エネ技術では、自然通風や太陽熱集熱システム、LOW-Eペアガラスと木製サッシ、ひさしの効果などを
冷暖房に活用。窓や天窓の位置を工夫して外光を効果的に利用するほか、LED照明器具や必要な場所
だけを明るくするタスク・アンド・アンビエントシステムを導入する。
必要な電力は、屋根全体を覆う太陽光発電パネル。間伐材などの木質チップを燃料に使うバイオマス発電。
製材副産物を熱源に利用する木質ペレットボイラーで発電。大容量の蓄電池を組み合わせる。
建材には山梨県産のカラマツや杉などFSC(森林管理協議会)認証木材を利用。
このような地域の活性にあう、炭素ゼロ事業。今までのゼネコンの事業展開には見られなかった試み。その方向性、うれしいことです。
地球環境を悪化させるリスクの多い建設業界。その反面、ISO14001を取得し、環境を意識し実行はしていますが。・・・・・
技術力の高い大手ゼネコンは、地域活性の為、地元業者を育成・地産地消を原則に、炭素ゼロを次世代に繋がる事業にしていてもらいたいと思います。
森林を守り、育て、自然と共生していく技術。地球環境にやさしい技術。・・・・人の心が築きます。
そんな技術者が多く育つことを期待します。