気分転換に鎌倉の街をを歩いていると、古い洋風建築の外壁にモルタル洗い出しで仕上げた建物を見つけ思わず立ち止まって見入ってしまいました。とても、私にとって風情を感じました。
ベイ・ウィンドウ(中世のイギリスの邸宅で発達した窓で典型的な洋風住宅の技法)の開口部と妙にマッチングしていました。
鎌倉は、歴史のある神社仏閣、昭和初期の民家も多くあり、また古い洋風建築も多くある街です。
鎌倉の景観重要建築物等に指定されているものが現在31あります。うれしいことです
ほとんどの洋館は木造ですが外壁の仕上げは様々です。そんな中、モルタル掻き落とし仕上げは通常見ているのですが、モルタル洗い出し(砂利は小粒)を垂直である外壁仕上げに採用したこと、手間を惜しまなかったことに敬意まで覚えました。
それぞれの地域には、歴史・文化を知ることの出来る良い建物がまだまだあります。
近い将来、安易に解体されることの無いよう、条例化していきたいものです。
家は家族の基盤と感じます。住宅が住み継く文化になりますように。