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☆ぼんぼりまつりスタート☆鶴岡八幡宮

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本日8月6日(木)から9日(日)まで鶴岡八幡宮ではぼんぼり祭が開催されます。

やはり今年の作品の目玉は、
   今話題の山形スクリーム竹中直人さんか!?

今年のぼんぼり団扇は 岡信孝さん です。

<岡信孝さんのプロフィール>
昭和7年(1932)-
神奈川県に生まれる。
昭和25年 青龍社研究所に入り、青龍社展に出品を始める。
同36年 青龍社社人となるまでに奨励賞9回、春展賞5回受賞。
同40年 名古屋松坂屋で初個展。
同53年 日本秀作美術展、79年現代日本画展(中国)、
     90年花の万博・日本画美術館出品。
同55年 川崎市文化賞受賞。
同59年 高島屋(東京・京都・大阪)で日本経済新聞社主催「岡信孝展」。
平成5年 成川美術館開館5周年記念「岡信孝素描展」。



毎年鎌倉と関わりのある著名人から揮毫された約400灯のぼんぼりが掲げられます。ぼんぼりは朝9時頃掲揚され、21時頃収納されます。18時15分~19時くらいの日暮れにぼんぼりにロウソクの火が燈されます。

巫女さんと神主さんが揃って点灯するシーンを写真に納めたい方は、この時間にお越しになるとベストですよ!

※雨が降るとぼんぼりは直ぐに収納されてしまうのでご注意ください!!

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平成21年8月6日(木)午前撮影 

8月6日17時半より 自衛隊ビッグバンドコンサート開催

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夢を語る

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仲間から何でブログやってるの?という質問を最近よく受ける。僕の正体を知ってる仲間は、ブログなんてやって平気?と心配してくれる方もいる。何故なら僕の職業でブログやったりギター弾いたりする人は殆ど皆無。僕は「業界異端児」だからだ。政治、物の好き嫌い、遊びを主張することは許されない立場なのかもしれない。それでも僕はブログを通じてメッセージを発信することを辞めない。突き進むだけだ。

それには二つの理由がある。

一つは生まれ育った鎌倉に対する郷土愛が芽生えたこと。

数え切れない土地へ行き、人と出会う中で、自分のルーツを考えさせられた。よく海外に行った日本人が外国人に日本の宗教や歴史を質問され、何も答えられず、帰国してから「日本」を意識し始めるのと同じだ。僕は生まれ育った鎌倉が僕の全てのルーツだということに気付いた。

2つ目は夢のある熱い人と一人でも多く出会ってみたいと思ったこと。

数えきれない人と交流する機会を得て、行き着いた答え、それは社会や組織を動かす人には必ず共通する何かがあると気付いた。それ以来、人と語り合える機会があればどんなことよりも優先して飛び込む様にしている。初対面でも気にしない。名刺は毎月100枚以上交換している。老若男女問わない。最近はマスコミ関係者、芸能プロダクション、国県市会議員、大手企業の広報担当者、有名デザイナーの方々とお会いする機会に恵まれた。初めは僕の職業を知ると「まさか・・・!!」と驚く方が殆ど。余程珍しい様で、僕の職業に100%興味を持ってくれる。時折質問攻めでお酒すら口にできないこともあるが、ありがたいことだと思っている。お会いした方々が決まって言うこと「あなたの職業でこんなに話しやすい人初めて!」と。自分で言うのも変だが、僕の職業(業界)で、僕より遊び心があって、異業種に興味を持って、実際行動している奴はそう多くない。僕の正体を知っている仲間はこれを読んでうなずいているはずだ(笑)。

これからは特にお店のオーナーさんや組織を動かしている方、郷土愛のある方々と交流を広げたいと考えている。

僕がブログを始めた理由、それは人との共通点を見出だし、時に手を取り合い、時に叱り合う仲間を得るきっかけ作りのため。僕と知り合った仲間が様々な方面で活躍したらこれ程幸せなことはない。

僕は鎌倉を古都として、武家文化が残る町として、自然の恵みに溢れた日本のシンボルとして、一人でも多くの方が遊びに来てくださり、そしてまた来たいと思う町になる様、仲間と手を取り合って行動したいと真剣に思っている。

これが僕の生涯かけてのささやかな夢だ。

                           

鎌倉世界遺産国際フォーラム報告レポート

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  第2回「武家の古都・鎌倉」国際フォーラム
     ~鎌倉を守り伝えるために~


 日時:2009年8月2日(日)
 会場:鎌倉女学院中学校・高等学校アリーナ

開催趣旨

神奈川県、横浜市、鎌倉市及び逗子市の4件は、鎌倉の歴史的遺産が、日本だけではなく世界の貴重な財産として多くの人々に理解され、未来に確実に継承されるよう、「武家の古都・鎌倉」として世界文化遺産への登録を目指しています。本年1月には第1回国際会議を開催し、鎌倉の武家のもとで生まれた武家文化の価値などについて議論を行いました。その成果を踏まえ、さらに国際的な評価を形成し、地元としての最終的なとりまとめを目的として、国内外の専門家の参加を得て、文化庁との共催による第2回目の国際会議を開催しました。

今回の国際フォーラムは、国内外の専門家による基調講演やパネルディスカッションを通じて、地域が関わりながら文化財を保存していく意義について理解を深めるなど、国際会議の一環として開催し、「武家の古都・鎌倉」の世界遺産登録に向けた取り組みに資するものです。

「武家の古都・鎌倉」の世界遺産登録に向けては、今回の国際フォーラムで議論される文化財保存の意義をはじめ、多くの市民・県民の皆様と共通の認識のもとに進めていくことが重要ですので、今度とも皆様のご理解とご協力をお願いいたします。

13:00~
■開 会
■挨 拶

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松沢成文 神奈川県知事
現在、タバコを禁止し、文化財を火災から守ることや町ぐづくりのルールを取り決めるよう進めている。鎌倉の世界遺産登録が推進されることを呼び掛けた。



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石渡徳一 鎌倉市長
文化財・史跡を次の世代に伝えて行く責任がある。日本の宝を世界の宝にして、鎌倉町づくりのスタートにもしたい。市民に理解と支援を呼び掛けた。


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三谷卓也 文化庁文化財部記念物課世界遺産文化遺産室長
登録基準である「顕著な普遍的な価値」を証明する必要性がある。公正な資産であること、管理、活用手段等、厳しい審査であることを説明。いかにして次世代に引き継ぎのかを呼び掛けた。


13:15~
第1部:鎌倉を守り伝えて行く次世代の声

鎌倉世界遺産登録推進に向けての中学生作文コンクール入賞作品朗読

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「世界遺産を鎌倉に!私の提案」
池田さん (鎌倉市岩瀬中学校)
鎌倉の特徴をもっと全面に出すべき。古都として奈良、京都と同じようでは鎌倉らしさが伝わらない。
「武家文化」を全面的に打ち出し、鎌倉の独自性を出して行くべき。鎌倉は後世に何を残すのかを呼び掛けた。

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「鎌倉を世界遺産にするために」
大野さん (鎌倉女学院中学校)
鎌倉が世界遺産になれば、鎌倉の学校に通うことが私の誇りになる。
世界遺産になれば、様々な問題が出てくる。ゴミの処理問題、渋滞の問題など町全体としての対策が必要だ。最終的には「市民のようこそいらっしゃいました」という受け入れの気持ちが大切であると主張した。


鎌倉高校における「かまくら学」研究発表

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「隠れた遺産 切通」
小林さん (神奈川県立鎌倉高校)
鎌倉にある切通を解説

鎌倉世界遺産登録推進協議会より7月30日~8月2日の国内外の先生による視察及び会議の結果を報告

画像を使って「地形的に見る鎌倉」を解説。鎌倉には十分なスカイライン(山の線)が残っている。これを踏まえ意見原案を作成したいと述べた。

写真をクリックすると拡大画像を見ることができます!

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13:35~
■第2部:基調講演

テーマ「都市保存への新たなアプローチ:歴史的都市景観」

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ジョセフ・キング氏
文化財保存修復研究国際センター(イクロム)不動産文化財ユニット・ディレクター
世界の都市を紹介。

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テーマ「鎌倉の遺産保護において市民がやれること」

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西村幸夫氏 東京大学先端科学技術研究センター教授
御谷騒動を解説。市民が起こした世界初の環境保護運動を紹介。

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15:00~
■第3部:パネルディスカッション

テーマ:「鎌倉を守り伝えるために」
  
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パネリスト:ジョセフ・キング氏
       西村幸夫氏
       ル・ズー氏
       クリストファー・ヤング氏
       稲葉信子氏 筑波大学大学院 世界文化遺産学専攻教授

コーディネーター:岡田保良氏 国士舘大学イラク古代文化研究所 教授 

稲葉信子氏
世界遺産登録を目指すには、「何かある価値の総体」を「具体的なものに預け」それを「表現しなくてはならない」。武家文化の中身を充実させる必然があると述べた。

西村幸夫
山に囲まれた都市、山の中にある宗教施設は世界に数少ない。我々日本人が当たり前に思っていることが、世界的に見たら興味深いこともある。
特に鎌倉は壁がない。世界には城壁があったりする。山に囲まれ、切通がある。これはユニークなことである。
「武家文化」って何なのか?お寺ばっかりな土地と武家文化をどう繋がっていると説明するのか。形として世界遺産を説明できなければならない。

クリストファー・ヤング氏
審査する側は「サムライ文化」を知らない。限られた時間で、的確に説明する必要性がある。

ジョセフ・キング氏
知らない人へプレゼンすることになる。日本人とは違った視点での推薦書を作成することが重要だ。

ル・ズー氏
有形と無形のものを繋ぎ合わせ、どう表現するのかが課題である。

16:30~
■閉 会