鎌倉トーナメントベスト8!
この前の土日に鎌倉トーナメント準々決勝がありました!
残念ながら、
シングルス:4-6.6-3.5-10 ベスト8
ダブルス :5-7.6-3.8-10 ベスト8
でした!
今大会は全ての試合ファイナルセットで、暑い中の体力勝負となりましたが、最後まで走り切ることができました。
良い準備ができていたので、最後まで自信を持って臨むことができました!
収穫たくさんで、これからやりたいこともみつかり充実したトーナメントになりました!
今回のブログでは3000字を超える超大作。笑
シングルス、ダブルスの準々決勝を振り返っていきたいと思います。
個別の試合は、これから動画を見返しながら複数記事に渡って分析していきたいと思います。
皆さんのお役に立てば幸いです😊
シングルスの振り返り
対戦相手は、今大会第2シードをストレートで破り勝ち上がってきました。
健太コーチの大学の先輩で日本ランキング約300位の圧倒的に格上の選手でした。
何度か練習をしたことがあったのですが、今まで取れたゲームは2ゲーム位...
ここまで強いと、開き直ってチャレンジャー精神で臨むことができました。
結果は、2時間50分の激闘の末4-6.6-3.5-10で負けてしまいました。
試合前は、まさか1セット取ることができるとは思っていなかったのですが、
チャレンジャー精神と、最後まで元気に走り切る体力、サーブリターンの戦略。
全てがマッチしたことでここまで戦うことができました。
間違いなく人生最強の相手に、人生最高のプレーで戦い切ることができたのでとても自信になる一戦でした!!!
ベスト4に囲まれる僕...右が今回の対戦相手の方
試合展開
試合展開は、高速ラリーの連続で、ほとんどのポイントが4~6球で終わるような激しい打ち合いの試合となりました。
1st SETの序盤で、リターンゲームの戦い方を見つけたことがここまで善戦できた要因でした。
2nd SETは、3‐3まではチャンスを探りながら自分のクオリティを維持し、
4-3にしたタイミングで一気にギアを上げ何度も続くデュースを取り切り6-3で奪い返しました。2nd SETは緊張する場面も増えたのですが最後まで積極的に攻める気持ちを絶やすことなく取り切ることができました。
ファイナルセットは、10ポイントのタイブレーク。
短期決戦の経験が少ない僕は、相手のギアチェンジになんとか食らいつくことしかできず、最後までリードすることができませんでした。
4-4になったタイミングで相手のギアがもう一段上がり、勝負どころのミスもつながって4-9まで離されてしまいました。
気持ちを切り替え5-9にしましたが、最後は相手のループボールをひっかけてしまい5-10で負けてしまいました。
勝負を分けたポイント
今回の試合の中で勝負を分けた最大のポイントは、
”ギアチェンジの考え方の差”だと思います。
相手はファイナルセットに入るまでかなり嫌な流れで来ていたはずです。
ですが、今までの勝ち上がり方を見ても、競った場面で必ず勝ち切る勝負強さを持っている選手でした。
皆さんはギアチェンジといわれた時に何を考えますか?
僕は、「ボールのスピードと威力を上げて、足を今まで以上に動かし、最後まで攻め切る姿勢を崩さないこと」だと思っていました。
イメージとしては、燃え上がる炎のような。。。
しかし、対戦相手は違いました。
「絶対にポイントを取るという強い闘志を見せつつも、ボールのスピードや球威は変えず、守るときは今まで以上に堅く、攻めどころでは1発を狙わず詰将棋のように着実に優位を保ち攻めていく。」そんなプレーをしていました。
イメージとしては、海深くに沈み込むような、獲物を狙った虎のような。。。
この差が最後の10ポイントで出たのかなと思います。
でも、この経験で公式戦を通してできたことが今回最大の収穫だったなと思います。
最後の最後まで、充実した楽しい試合でした!
ダブルスの振り返り
ダブルスの対戦相手は、どちらも40代くらいのベテランペアでした。
最初のウォームアップの段階から僕たちの速いボールを一定のペースでゆっくり打ち返してきました。
試合前から、今日の試合はかなりやりづらそうだなと感じる不気味な相手でした。
今回組んだペアの子は、バックハンドが得意で難しいボレーの処理も上手なダブルスが上手い選手でした。
結果は、2時間半の激戦の末5-7.6-3.8-10で惜敗しました。
試合展開
ファーストセットの序盤は相手のスローペースのボールと、堅いネットプレーに翻弄され、自分たちのペースを全く作ることができずミス連発。
嫌な流れのまま1-3まで離されてしまいました。
ここでペアと相談しながら、「相手に合わせず自分たちが一番気分が上がるプレーをしよう」と切り替えて僕の2回目のサーブゲームを戦いました。
第1ゲームのサービスゲームでは、相手のリターンがそこまで強くないから球威を抑えて確率重視でいこうとテーマ設定をしたのですが、結果的に自分のスイングができずダブルフォルトを2回もしてしまいました。
そこで、第5ゲームのサービスゲームでは、「最初の2ポイントを自由にやらせてほしい。」とペアに伝え、思いっきりファーストサーブの球威を上げました。
それによっていつものスイングを取り戻し、連続ポイントを獲得。ゲームを簡単に取ることができて流れが変わりました。
そこから5-5まで追いつくことができたのですが、ここで相手の安定感がより一層高まりプレッシャーとなって僕たちペアを襲い、イージーミスや相手のスーパープレーで1st SETを5-7で落としてしまいました。
2nd SETは、自分たちのプレーをしていけば確実にリードできる実感があったため落ち着いて試合を運んでいき、大きな崩れもなく6-3で取り返すことができました。
しかし、ファイナルセット。明らかに疲れが見えていた相手ペアが一気に息を吹き返しより一層堅いボレーと、怖いくらいの闘志で僕らペアにプレッシャーを与えてきました。僕らは出鼻をくじかれ、0-5で一気に離されてしまいました。
プレーで大きな差があるとは思っていなかったので、もう一度流れを引き寄せればまだまだ追いつけると「常に前向きな声掛け」を意識していました。
何とか自分のサーブの2ポイントをとり2-5となったのですが、なかなか点差が縮まらず5-9で相手ペアにマッチポイントを握られました。
それでも、絶対追いつける。追いついたら勝てるぞ!といいながら8‐9まで奇跡の追い上げをしたのですが、最後の最後一歩及ばず8-10で敗れてしまいました。
勝負を分けたポイント
今回勝負を分けたポイントはたくさんあります。
1st SET序盤にバタついてしまったこと。
2nd SETの流れをファイナルに持ち越せなかったこと
全体的にベテラン選手の並行陣との戦い方をイメージしきれてなかったこと
...などなど
個人的には、シングルスと同じですが”ギアチェンジ”のタイミングとその考え方の差にあったなと思います。
相手選手はどんな場面でも淡々と安定したプレーをしていました。
最後まで大きな崩れ方はせず、ミスも少ないプレーをし続けていました。
今後も草トーナメントでたくさん当たるであろうベテラン選手。
次回以降は慌てずに、今回の経験を活かして戦っていけるようにしたいと思います。
今大会を振り返って
シングルス。ダブルス含めて自分の出せる最大限の力は発揮できたと思います。
そして、大会を通して高いクオリティーを維持できたのは、間違いなく日々の体作りのたまものだと思います。
今年の1月に掲げた目標を一つ一つクリアしながら積み上げてきた分、
大きな自信となって自分の想像以上のプレーができたと思います。
来年以降もこのレベルの試合で勝っていけるように、今まで以上に気合を入れてテニスと向き合っていきたいと思います。
自分がしてきた努力の方向性が間違っていなかったと感じられたことが何よりも嬉しかったです😊
レッスンの時にエールをくれた皆さん、応援ありがとうございました!
また、会場まで見に来てくれた皆さんもありがとうございます。
勝利を見せたかったところですが、いい試合を見せることはできたので良かったです!
そして、いつも試合のアドバイスをくれたコーチ陣や、ドリンクや食べ物を用意し、送迎などのサポートをしてくれた家族、僕のストイックな食生活やトレーニング、睡眠管理を嫌な顔一つせず付き合ってくれた妻のサポートがなければここまでできなかったなと思います。
おかげで最高の経験ができました!
本当にありがとうございました!