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長く付き合った競輪選手の彼の名前は圭介。
なので、パグは圭ちゃんって呼んでた。

圭ちゃんは、お金がなくて
いつもデートは決まってコンビニで
100円のデザート買って公園で食べてた。

あと、いつだって自転車に二人乗りしてた。
お尻が痛いって
パグが言ったら、次の日に後ろの座席に
小さな座布団がしいてあった。
圭ちゃんは、パグに優しかった。

ちゃんとしたプレゼントを、ねだった事がなかったけど
どうしてもクリスマスだけは、ちゃんとしたデートが
したくて、おねだりした。
その日は珍しく梅田に連れて行って貰った。
パグはデートらしいデートの雰囲気だけで
大満足で嬉しかった。

帰り道、渡されたプレゼントは
小さなピンクゴールドのネックレスに
小さな可愛いカード。

中には汚い字。

「人間一人の人生を本にすると
3冊くらいになるらしい。
今までは違った本だけど、これからは一緒だといいな。」

口下手な圭ちゃんの一生懸命な
思いが嬉しすぎて
しんどかった。
圭ちゃんは「一緒にずっといよう」って
何度も永遠を臭わせた。
ピンクゴールドはキラキラ輝いてたけど
圭ちゃんの財布は泣いてて申し訳ない気持ちになった。

永遠なんて誓える度胸もないし
永遠を誓いあえるなんて
単なる綺麗ごとにしか過ぎない気がしてしまう。

なのに、今日ネットのニュースに載ってた記事は
パグの世界観を変えた。
イタリアの紀元前の化石が発掘された。
しかも、抱き合いながら。
何千年もの間、抱き合った化石は
永遠そのものに思えた。


恋が苦手で
永遠なんて言葉が安っぽくて
大嫌いだったのに
誰かと抱き合って来世行までいけたらいいのにって
思った。

圭ちゃんとは、結局同じ本を
描けなかったけど
いつか誰かと完成させたいな。
圭ちゃん、あのネックレスは今でも
キラキラ、パグ輝かせてくれてるよ


パグ
少し(?)ぽっちゃりのパグが痩せると
ほんの少しだけど心配される。

恋愛ができないパグは
今まで趣味が「食べること」って
言わないと暗いデブだと思われそうで
必死に食べ続けてきた。
どうやら、恋愛ができない言い訳を作ってたみたい。
パグは、もう合コンでも堂々と通じる
女でありたい!と思った時
最後のダイエットが始まったのです。

はじめて1週間で3キロ減。
目標は22キロ減。
(実はそれで標準体重なのです)

いい調子です。

そして、毎日会う人達にも
「痩せたね~」って言われ出して
正直楽しい。
時代の波にのった感じです。
(まだまだ早いけど・・・)

なのに、
こんなに気分がいいのに
同じ部署の愛称「座長」が真面目に言うのです。

「パグは真面目に痩せるつもりなん?
正直、止めてほしいな。
愛嬌なくなりそうやし
パグじゃなくなる」

なので言い返しました。
「だったらパグの人生、責任とってくれる?」
ってさ。

笑ってごまかされた。
まぁ、現実はこんなもんです。

なので、座長の甘い言葉は捨てまして
今週土曜に友達が主催する「ねるとんイベント」に
調査に行ってまいります。
パグ
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9センチのヒールを履くとモテるなんて
だいぶ昔にanan的なものに書かれていた。

なので、パグの潜在意識の中で
9センチヒールを履くのが美の象徴だった。
だってモテモテの子はみんないつだって
9センチ!なんだもん。


でもパグにいたっては・・・
スニーカー族まっしぐらで
ヒールを数えるほどしかもってない。
しかも、しかも全て3センチ未満。

3センチのものでさえも
足にまめができたり
靴ずれが起きてしまったり・・・
散々な結果なのです。

そんなパグが、友達の結婚式に出席のため
何を勢い余ったか9センチヒールの華奢なリボンのついた物を購入した。

箱に入れたまま当日を迎えた。
そして当日パグは10分ごとに休憩するも
死にそうでして、誰も見てない時にヒールを脱いで
素足でアスファルトを走る。
パーティードレスでヒールを手に持って素足で走るなんて
シンデレラみたいで素敵と思った方、
現実は違いました。

そして式の後に耐えられなく
友達と分かれた後
私はお店によくあるような簡易スリッパで
電車にも乗り、家に帰宅した。
教訓としましては
なんでもいきなりはダメだなと思った。
慣れや努力が必要だと思ったけど
頑張りすぎは逆に不格好を招くことも知った。

それから、その9センチヒールは会社のパグのデスクの下に。
気が向いたら履くようにする。

所謂、リハビリ。


こんなに9センチヒールに夢見てたのに
上司に言われた一言。

「誰が履いてるかが問題。」

パグ