稽古時間 | 空手の個人レッスン講師、黒帯ドラゴンのブログ

空手の個人レッスン講師、黒帯ドラゴンのブログ

黒帯ドラゴンのブログにようこそ。


いゃ~ 暑い日々が続いていますね。
稽古中の水分補給はしっかりとしていますか?
そう言えば、私の若い頃は稽古中の水分補給は御法度、
うがいをするふりをして、水を飲んだりしてました。


信じられない時代でしたね。
そんな暑い中でも、皆さん稽古に勤しんでいることでしょう、ご苦労様です。


よく「先生、稽古時間は、どれぐらい取ればよいのでしょうか?」
「忙しくて稽古時間がなかなか取れず、思うように稽古が進まないのですが」と問われます。


その問いに対する私の答えは。
「初心者の方は、5分でも10分でもいいので集中して、毎日コツコツ行う事。」
習った事を想起しながら、チョットでもいいので毎日続けること、
これがこれから先も空手を続けられるかどうかの試金石となります。



三年位はやってもらいたいですね。
三年も~!なんて思う人は、空手を続けるのは、たぶん無理でしょう。


ある程度の経験者、または熟練者は、
「稽古時間と言う概念を捨てる!」ことです。
稽古時間とは特別な時間です。
いざとゆう時の空手なのですから、いざという時に使えなければ意味がありません。
「いざという時」は、特別な時に来るのではなく、
何時来るか分からないものですよね。
ですから、熟練者は 1日中が稽古時間。
何が起きても、直ぐ空手が使える様にしていなければいけません。

これは大変です。強烈な決意と精神力が必要です。

「今この時、この動作、この精神が空手であるか?それとも空手からはみ出した物なのか?常にチェックしながら、日々を送る。」
日常そのものを空手の型に流し込んでいく。
これが実践で空手が使えるか、使えないかの勝負所なのです。


何かを続けると言うことは、それに伴なう困難をも受け入れると言うことです。
厳しい道ですが、今日も明日も明後日も、空手道に勤しんでください。