今日も終日雨模様。とはいえヤマセは吹かずひたすら蒸し暑い。我々北東北の人間は25度以上になれば急激にバテる。

仕事帰り、馴染みの細雪のポストに同人誌を五部入れておく。ママさんは購読会員、娘さんが短歌を寄せてくれる可能性があると言う。

昼からとある囲碁将棋大会の打ち合わせ。事務局側の準備不足という印象で手際が悪い。将棋の委員として私から何点か意見を述べたが、囲碁の委員の方にはどれだけ共有されたかはわからない。

終了後オフィスへ。ネット選挙解禁ということで、ちょうどYouTube番組の収録に出くわした。後輩が手がけるものだが、そこで私の短歌が一首紹介された。

給料日翌日財布は軽くなり「おかわり自由」のコンソメスープ
(「肩幅だけの恋」より)

ちなみにこれは昨年秋にガストで詠んだもの(笑)。これがスタッフにやたら受けた。まあいいや、好きにしろ。取り上げてくれるのは作者としては有難い。貧乏も笑い飛ばす、それが短歌には必要だ。

夕方、久しぶりの運転業務だったが、無事に終える。終了後新婚の後輩夫妻と夕食。独身の私はすっかりあてられっぱなしだ(笑)。でもまあ微笑ましい。

「キムさんは地図も要らないし、運行時間が正確なのがすごいよね。会議はいつも遅刻するけど(笑)。」

「うるせいやい(笑)。一言余計だ。」

移動の車の中で新婦さんから冗談交じりで、

「キムさん、A君のお母さんはどう?歳も近いし。」

「よせやい(笑)。君たちの父親になるのは勘弁だよ。親になる実感ってもんがない。何だい、親子並んで式でも挙げるかね?(笑)」

一同爆笑。まあそれも悪くはないが。ちなみに私は後輩にはべらんめい調だ。

「今回は弁当ですいません…。」

「うんにゃ、公選法はスタッフの食事代は弁当換算なんだ。むしろ計算しやすいはずだぞ。知らんのか?俺は会計の経験者だから評価するがな。良く読んでみな。」

「…ありがとうございます。」

「良かったよ。まだ教えてやれることがあった(笑)。」

帰宅すると合唱団の団長から短歌の感想が届いていた。一部抜粋。

「『肩幅だけの恋』が気に入りました。いずれも緊張感にあふれ、それに少々ユーモアもあり秀逸と思います。」

『肩幅だけの恋』は県短歌賞出詠作。結果は三位に終わったが、読者さんの反応はこの上なく良い。やっぱり応募して良かった。