冬の間溜まった故紙を回収に出す。手押し車三つだからかなり大量。集積所はものすごいことになったが、ガレージはスッキリ。

啄木コンクールは外来だったし落選はやむを得ないもの。また来年応募するかは解らないが、いい経験をしたと思う。落選作品「雪降り積もる」は6月の同人誌に発表予定。

それよりも角川全国短歌大会の結果は堪えた。題詠、自由題どちらも予選不通過。これが実力か。もう二度と浮かび上がる気がしないし、それが実際だろう。題詠から。

真っ白に燃え尽きる物ない俺は「あしたのジョー」になれそうもない

負け惜しみの一首を詠んでみる。

この俺の歌を取れない選者こそ節穴なのはわかっちゃいるが

今日は市民団体の学習会の受付をしていた。同じ時間帯に反原発のイベントがあり、山本太郎さんが参加していたが、私もこちらの主催団体なので是非もない。

こちらの参加者は50人とまずまずだったが、講師が時間を間違えて、主催者としては冷や汗をかいた。取材に先日紹介した記者さんが訪れる。製本の終わった個人誌をお渡しする。

終了後講師を交えて反省会。講師は私が学生運動をしていた時代の先輩。憧れの先輩と話も弾む。

二次会は駅前の囲炉裏。県詩人連盟の皆さんも呑んでいて、来月の「自作詩を朗読する会」に参加する旨報告し、ご挨拶。

私が世話人を務める市民団体は、かつての職場の上司が名を連ねている。当時の専務や総務部長と呑む。


「キムさんが退職したことを追認したことは、今でも悔いている。今の経営幹部よりキムさんがはるかに実力が高いと言うのは、OB共通の認識なんだ。本当に済まないことをした。」

「私も病気で倒れなければ皆さんの期待に応えられたのに。こちらこそ申し訳なく思っています。それでもこうして使って頂いて感謝しています。」

「しかし今の活躍はその意味でも我が事のように嬉しいんだよ。君が運動を引き継いでくれて本当に良かった。ありがとう。君は短歌でも開花したもんなあ。」

「恐縮です。ちなみに短歌の方は息切れ気味ですが…。」

21時帰宅。自分の不器用な生き方が、遅まきながら評価されていたことに驚きつつ、やはり嬉しかった。

電王戦。船江五段対ツツカナはツツカナの勝ち。コンピュータは終盤間違えない。棋戦優勝経験者の船江先生でも勝てないとなると、いよいよプロも大変だと思う。人間は疲れるけれど、機械は疲れないから…。