仕事中度々八甲田山を眺める。頂上は見えたり見えなかったり。この分だと何回か雪に降られそうだ。酸ヶ湯の気温は6時時点で氷点下6.7度、最高気温はおそらく氷点下3度といった所だろう。

8時、アスパム集合。市内は晴れ間も覗いているが風は冷たい。3度もあったろうか。「マイルス・デイビス・オールスターズvol.1」を聴き、宮崎信義「千年」の続きを読みながら出発を待つ。

10時、酸ヶ湯インフォメーションセンター駐車場着。今日現在の積雪は420センチ。路肩の壁も10m近い。

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(奥は北八甲田の主峰大岳)

主催者挨拶に続いて、ストレッチの指導。号令が「1、2、3、4、5、6、7、八甲田」。しょうもないオヤジギャグに苦笑しつつスタートする。

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この「雪の回廊ウォーク」、二年前にも申し込んでいた。しかし震災で中止、三年越しのリベンジとなる。1月のサンドーム大会を欠場したので、今期初ウォークでもあった。

コースはR103酸ヶ湯ゲート~傘松峠~R103谷地ゲートの8km、高低差は約160m。意外に歩きやすい。

知り合いもおらず、一人でのんびり山歩きのつもりだったが、途中から同じバスの女性二人連れと行動した。姉妹だそうだ。

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(傘松峠)

途中何度か雪に降られたが、まずまず快適なウォーク。傘松峠付近には展望台も設置されており、南八甲田の主峰櫛ヶ峯まで見渡せた。

県内有数の紅葉ポイントである睡蓮沼はすっかり雪に被われていた。用意されたザイルを頼りに登ってみる。ここから谷地までの下りは猿倉温泉入口以外は大して見所もなく、ゲートまではあっという間。

ゴール地点では豚汁の振る舞い。冷えた身体には沁みる。谷地温泉は冬も営業中とか。ここからはバスで蔦温泉へ。つづら折りを下ると雪に被われた蔦沼が見えて来る。温泉はもうすぐだ。

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(大町桂月碑)

蔦温泉はかの大町桂月の亡くなった場所で、墓もある。お湯は癖がなく柔らかいため石鹸も利く。少し温めなのでじっくり浸かるのが良い。

(続く)