途中白河IC~那須IC間で事故があり、国道4号線に迂回するアクシデント。しかも先頭のトラックが坂を登れず大渋滞。上野駅に到着した時には既にぐったり。

山手線で渋谷駅下車、徒歩にてNHKホールへ。開場は11時なので、代々木公園売店のテーブルで前会長の歌稿を推敲しつつ朝食を摂る。

実は出掛けに前会長から歌稿の入った手紙が届いていた。高齢で会長を交代されたことがかなりショックだった由。最近認知症状もあり、歌が纏まらないことも不安に輪を掛けているようだ。
お預かりした百首弱から、先んじて102号に十首掲載したので、残りから歌になりそうなものを二十首ばかりピックアップして添削していく。前会長には進行状況と合わせて、励ましのお手紙を書いた。投函してからNHKホールへ入場。
会場には青磁社の書籍販売で永田淳先生(塔)がいらしており、ご挨拶する。
「「未来山脈」と言えば、光本先生ですね。お世話になってます」
うちの主宰は永田和宏・河野裕子ご夫妻と大学短歌の仲間だった。ちなみに永田和宏先生はNHK短歌大会の選者。
「今日は結社の全国大会が大阪であるんですが、こちらに来ちゃいました(笑)」
青磁社から発売されている岩井謙一(心の花)「原子の死」を注文する。
「吉川先生のブログを読みました。あの歌集、ずいぶん物議を醸してますね」
先生は苦笑いを浮かべた。一歌人としても版元社長としても複雑な心境だろう。まして岩井氏は河野先生の歌までパロディにした。ただ私も全文読まないことには岩井氏への批判を書けない。
実は岩井氏が批判した俵万智先生(心の花)、岩井氏を批判した吉川宏志(塔)先生、両名も選者として会場にいらしている。それに配慮されたのか「原子の死」は並べられていなかった。
13時、収録スタート。実は我が「未来山脈」から、貝沼正子さんが特選に選ばれてステージに上がっている。
先日行われた彼女の第三歌集「触覚」の出版記念会に欠礼したので、合わせてお祝いしたかったのだが、特選受賞者は収録後もご多忙で会えずじまいだった。
NHKホールを後にした私は竹下通りへにある娘の店に顔を出し二言三言交わした後、原宿から山手線で御徒町へ向かった。
(続く)

山手線で渋谷駅下車、徒歩にてNHKホールへ。開場は11時なので、代々木公園売店のテーブルで前会長の歌稿を推敲しつつ朝食を摂る。

実は出掛けに前会長から歌稿の入った手紙が届いていた。高齢で会長を交代されたことがかなりショックだった由。最近認知症状もあり、歌が纏まらないことも不安に輪を掛けているようだ。
お預かりした百首弱から、先んじて102号に十首掲載したので、残りから歌になりそうなものを二十首ばかりピックアップして添削していく。前会長には進行状況と合わせて、励ましのお手紙を書いた。投函してからNHKホールへ入場。
会場には青磁社の書籍販売で永田淳先生(塔)がいらしており、ご挨拶する。
「「未来山脈」と言えば、光本先生ですね。お世話になってます」
うちの主宰は永田和宏・河野裕子ご夫妻と大学短歌の仲間だった。ちなみに永田和宏先生はNHK短歌大会の選者。
「今日は結社の全国大会が大阪であるんですが、こちらに来ちゃいました(笑)」
青磁社から発売されている岩井謙一(心の花)「原子の死」を注文する。
「吉川先生のブログを読みました。あの歌集、ずいぶん物議を醸してますね」
先生は苦笑いを浮かべた。一歌人としても版元社長としても複雑な心境だろう。まして岩井氏は河野先生の歌までパロディにした。ただ私も全文読まないことには岩井氏への批判を書けない。
実は岩井氏が批判した俵万智先生(心の花)、岩井氏を批判した吉川宏志(塔)先生、両名も選者として会場にいらしている。それに配慮されたのか「原子の死」は並べられていなかった。
13時、収録スタート。実は我が「未来山脈」から、貝沼正子さんが特選に選ばれてステージに上がっている。
先日行われた彼女の第三歌集「触覚」の出版記念会に欠礼したので、合わせてお祝いしたかったのだが、特選受賞者は収録後もご多忙で会えずじまいだった。
NHKホールを後にした私は竹下通りへにある娘の店に顔を出し二言三言交わした後、原宿から山手線で御徒町へ向かった。
(続く)